おらが参加しているオーディオの会の例会報を転載します。
毎月おじさん達が集まってわいわいやってます。
いろいろ経験したことで、おら程度でも少し耳が肥え、
システムも洗練されました。
お金かけずにオーディオ~音楽を楽しもうという会です。
ご興味あれば・・・
『11/17 らんぷうぇい
今回はらんぷうぇいにある平面型スピーカー、マグネパン。
このパワー喰いのスピーカーをQSC社の業務用パワーアンプRMX2450(片チャンネル450W)
と植木氏製金田式パワーアンプ(片チャンネル60W)で鳴らす企画。
らんぷうぇいには
MG-Ⅱ 2ウエィ6Ω 1973年製
MG2.7QR 3ウエィ4Ω 1994年製
という超古と古の2機種がある。
両方とも畳1枚位の大きさで、平面でありながら、力強い低音と
箱を背負っていないせいなのか抜けの良い鳴りっぷりが魅力。
定位はびしっと決まるわけではないけど、でかいフルレンジといった感じの不思議な音場。
神経質なところは無くどんな音楽でも楽しく聞かせてくれる。
しかし背面からも同じ音が出て、壁面から2m以上離して置かねばならず、
日本の家屋事情では難しい。
今日はMG2.7QRが登場。
リー・コニッツのアルトが滑らかかつ張りのある音色はgood!
だけどレッド・ミッチェルのベースが鳴り出すと、片方がびびる。
これでは鑑賞どころでは・・・
らんぷうぇい店主Y氏「こんな状態なので、原因と修復方法を会員諸氏に問いたい。」
ここから”ぶっ壊れたスピーカーを聴く会”がスタート。
四半世紀経とうとしている機器、もう成仏させてもいいのではという考えが私の脳裏をよぎるのだが、
先輩諸氏はまるで自分自身のことのようにまだなんとか修復延命できるのでは、もう一度勃て!!と、
しつこく試聴(場所をずらしたり、左右入替えたり、アンプを替えたり、CD・レコードの新旧音源等)と
議論が交わされる。
ごみ等がはさまった、ネジが緩んだ、振動板そのものの剥離・たわみ等いろいろ考えられるが、
結局開腹手術するしかないと思うのだが、「術中に亡くなる可能性も有る、それは最後の手段で・・・」
親族かっ?!
ビッグバンドやアナログレコードの50年代録音ではビビリが生じない。
ソースを選べば難なくこのスピーカーならではの音が出る。
無理させないで、あった音源をかけてやるのが一番のような気がしますが・・・
こんな破損状態でも2台のパワーアンプの違いをはっきりさせたのはさすがでした。
小編成の音源を繊細に表現する金田式アンプ、
大編成になると余裕を持ってダイナミズムを表現するQSC社アンプ。
極端にキャラが違うとは言え、パワーアンプの違いを私程度の耳でも実感できたのですから。
次回は12/23 「60回記念忘年会!!」』