にゃおん・ざ・こーなー

北国に住む、猫とジャズが好きな親爺の日々。

一夜限りのジャズ喫茶8月

2016年08月25日 | ジャズ、音楽

カレー屋さん五〇堂の月1回のジャズ喫茶。
今回はブラジル・ラテン特集。

こちら方面はあまり系統だった知識はありませんが、けっこう好きです。
昨日の目玉はペレス・プラドだったのかな。

1954年録音でLP片面1曲の大作「Voodo Suite」と
1962年録音のゲバラの葬儀で流れたという「Exitic Suite of Americas」を聞かせてもらった。

マンボの王様ですが、実はとても懐の深い音楽家だったのですね。
壮大で難解な楽曲の方が偉いとは思ってませんし、やっぱり聞いて気持ちの良い大衆受けする曲の方が好きですが
”やる時はやるよ”という気骨のある人の音楽ということで、聞こえ方が変わるかも・・・

盤質が良いのか、どのレコードもパーカッションの粒立ちが良いし(エディ・ロックジョー・デイビスのリバーサイド盤良かった!)
、絶妙な選曲に気が付いたら3時間以上もいてしまった。
ジャズのことはもうだいたい分かってしまったような気になっていたが、まだまだ教わることが沢山あること知り、
それが嬉しくもある一夜・・・

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スーパースワン②

2016年08月23日 | ジャズ、音楽

明日24日はカレー屋さん五〇堂で一夜限りのジャズ喫茶「ブラジル・ラテン特集」、楽しみです。

スーパースワン、自宅に持ち込んだが、けっこうでかい。
おかげで部屋の模様替えをすることに、10cmフルレンジスピーカーの箱としては最大では。

サンスイのアンプにつなぎ音出しすると片側が鳴らない、断線?
焦って調べるとスピーカー内部端子が外れていた。
音が出た。一安心。
(ユニットの取り付けネジもゆるんでいた。何か調整しようとしていたのだろうか?)

ゲイリー・ピーコック「ヴォイセズ」を聴く。
音量はかなり出る、ベースは伸びやかに鳴る、ピアノはスケールは小さいがしかっりまとまった感じ。
打楽器はバックロードホーンならではの弾む感じ、ただシンバルが思ったより伸びずクシャっとしてる。

続いて7月からターンテーブルに載りっぱなしだったLP、コルトレーン「クレッセンド」。
わわわっ、コルトレーンのサックス、点音源ならではなのか、存在感がはんぱない。
ハイファイなんて言葉とはちょっと違う情念がこもった濃い音。

お次は寺田町のギター弾語り。
ボーカルにボワ~ンとしたホーン臭さがつきまとう。
これはダメ、吸音材等で調整できるか、個性として割切るか・・・

古い録音のヴァイオリン協奏曲(ハイフェッツ)などは主役がはっきりし、主張が伝わる感じ。

ワイドレンジで情報量が多いメインシステム(ADAM F7)と比べると、粗が見え雑みを感じるが、
定位のよさ、押しが強い骨太のゴリッとした味は独特。
ソースを選びオールマイティではないが、ツボにはまるとたまらないスピーカーなのか?
しばらく鳴らし込んでみます。

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スーパースワン①

2016年08月22日 | オーディオ

7月に空知管内の取引先の社長が亡くなり、先週17日に契約手続のため伺った。

ひょんなことから社長がオーディオ好きであることがわかり、一度じっくりお話したいと思っていたが適わなかった。
奥様にそのことを話したらめぼしい物はもうないけど、残リ物で欲しいものがあれば持って行けと言う。
部屋をのぞいたら、一見焼却炉のような(?)無骨な物体が。
長岡鉄男設計、スーパースワンだ!

亡くなった社長は几帳面で技術力のある職人さんだったので、とても丁寧な造りであることは一目瞭然。
更にフォステクスFE108EΣと思しきユニットが装着されている。

「これ以上またスピーカーを増やしてどうする?」という天使の声よりも
「長岡スピーカーの最高峰ですぜ!こんな出来のいい物は二度と手に入りませんぜ、108EΣだし」という物欲の悪魔の声
が勝つわけで・・・

無料と言うわけにはいかないので、気持ち程度の金額で譲っていただいた。
手塩にかけた作品を目いっぱい鳴らすのが、何よりも供養になりますとかほざいて
ソニカに積込み、豪雨のなかウキウキしながら帰宅した。

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ジョージ・ラッセル三昧

2016年08月19日 | ジャズ、音楽

ゴルフってなんかオリンピックにそぐわないような・・・

カレー屋さん五〇堂で購入したジョージ・ラッセルの「Loved By Nature」がとても気に入ったというか、
この人は只者ではない!無視してしまった巨匠だ!ということで、慌てるようにボックスCDを2組ゲット。

ひとつは7枚のLP作品を4枚のCDにぶっこんだCLASSIC ALBUMSシリーズ、
もうひとつは9枚のLP作品を9枚のCDにしたもので合計LP16枚分の音源。
「Loved By Nature」「JAZZ IN THE SPACE AGE」は既に所有しているとはいえまだ14枚分・・・

エレクトリック要素が多い9枚セットに期待です。
”結局はあまり聞かないボックスセット”にならないよう、じっくり味わうようにして聴きたいところです。

でも、オリンピックあるし、落ち着いて聴く時間がねえ・・・

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ミキサー体験

2016年08月15日 | ジャズ、音楽

錦織、よくぞナダルに勝った!お便所タイムでうまく切り替えれたのか?


先日、S師匠のスタジオで、ライブ音源(トランペットとピアノのデュオ)を自分好みの音にミックスして録音するという貴重かつ面白い体験をさせてもらった。

触れるのも畏れ多いスチューダーのミキサーで音を調整するわけですが、卓を操作することで如何様にでも変えることができるのは
分かったのですが、「さあ、どうぞ好きな音作りして下さい。」と言われて焦ってしまった。
アート・ファーマーのようなマイルド風からバリバリのメイナード・ファーガソン風までトランペットの音色を変えられる事に驚きながら、
自分はこの音源をどんな風に聴きたいのか?自分のジャズ観が試されているのか?
しばし考え込んでしまった。

結果、”クリフォード・ブラウンが現代の音(ちょっぴりECM風)で、ピアノともせめぎ合った感じで”
というコンセプトにしてみました。

音源は、生音そのもの。
そっけないけど、これでもいいんじゃない、リバーブなんていんちき臭いと思ってたけどECM風ともなると、
ロングトーンに深めのリバーブが気持ち良い!

出来上がりをプレイバックしてみると、煌びやかでメリハリの効いたピアノのタッチも明解な仕上がりになった。
ちょっと派手かもしれないけど気に入った音質。

他の参加者の曲を聴くと
W氏は原音に手を加え過ぎない、かっちりした正当、生真面目な音。
K氏はまろやかなトランペットを主役に抑え気味のピアノ、リラックス、まったりした音。

怖いくらいに、それぞれの趣味、嗜好、性格が反映されているみたい。

ミキシングというのはオーディオ的な音質の違いとは別次元ですね。
作品のニュアンス自体が変わりますね。

プロデューサー、演奏者、エンジニアーの3者がうまく絡んだときに名盤が生まれるのか?

 

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夏休み、セイウチ

2016年08月08日 | 日々のこと

 

おらの勤務先は、夏(7月~9月)は一週間位休めるものなら休んでよいと謳っているが、
10人もいない零細企業なので、個々の役割分担が大きく他の社員がカバーできる状態に無いので迂闊に休むと
自分が窮地に立つこともあり、実際には難しい。
それならば週に1日位はやり繰りがつくので、7週連続水曜日を休みたい(素敵な週休3日・・)と言ったら、それは即却下!
連続して休むのが原則との指示。
結果、8/3~8/7、8/11~8/14のダブル連休ということにした。
こんなに休んでも大きな予定は無く、小刻みにチョロチョロ遊ぶだけ・・・
自宅で早い時間から焼肉、ビールというのが一番でしょうかねえ・・

そんな中、8/4におたる水族館に高齢夫婦二人で行った。
週末は夜間延長営業で、トドの夕焼けダイビングなどが観られた。
でも一番の目玉はやっぱり、セイウチのウチオ!
彼は観客に見られていることを充分意識しているというか、彼からこっちが見られているのかもしれない。
今回はガラス面に口をつけ、ぴちょぴちょっと唇を動かしていた。
子も生まれて、とても微笑ましく、檻の中ながらも、たくましく生きている動物の健気さを感じました。


※写真は水族館のHPから・・ 

晩飯は小樽っ子ならご存知(?)、ニュー三幸。
(いろいろ考えたけど、結局何でもありそうなこの店に・・)
嫁はビール3杯、おらはノンアルコールビールを1杯・・・
全く気取らないお店ですが料理はどれも基本がしっかりして、美味しかったです。

家から1時間もかからずに全く違う街の雰囲気を味わえる小樽、好きです!

 

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ウェザーリポート「レジェンダリーテープス」

2016年08月01日 | ジャズ、音楽

『ジャコ・パストリアス在籍時のウェザー・リポート黄金期の1978~1981年に日本、アメリカ、イギリスで行われた未発表ライヴ音源から
ピーター・アースキン(ウェザー・リポートのドラムス)とジョー・ザヴィヌル(キーボード)の息子トニーが共同プロデュース、リマスタリング
した世界初CD化作品。』

ピーター・バラカン氏が”鳥肌モノ”と絶賛していたので購入。
ジャケットのサイズが中途半端(横14㎝、縦15.7㎝)で取り出しづらい4枚組。

リアルタイムで聴き続けたグループで、貴重音源ではあるが今更驚くこともなかろうと思ってた。
ところが、良いんですよ!
アースキンが自分のドラムを強調した音作りにしたのかもしれませんが、それが結果的にライブの躍動感が伝わってくることに。
ザヴィヌルの作り込み感が強いグループですが、ここでは強力なライブバンドとして聴けます。
弾けるジャコのベースと荒っぽいドラムにショーターが絡む!
結局この辺がおらの音楽嗜好のど真ん中なんだなあ。
音源がカセットテープという割には音質もまずまずというか、内容がいいのでそんなの気になりません。

あの頃、ウェザーの新譜にワクワクしていたことを忘れているご同輩、これは効きますぜ!

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