にゃおん・ざ・こーなー

北国に住む、猫とジャズが好きな親爺の日々。

モンティ・アレキサンダー「LOVE NOTES」

2023年05月29日 | ジャズ、音楽

ジャズスポットやレコード店を巡るのも旅の愉しみ。
岡山のジャズ喫茶は定休日で行けず、レコード店を巡ったが行ったらクローズだったり、
かろうじて辿り着いたのが「ジャマイカン・テイスト」。
レゲエ専門というストロングスタイルのお店。

店主に「ジミー・クリフとブラック・ウフルーは観たことがある」という小自慢をしながらも
「レゲエのことはさっぱりなのでジャズ耳ジジイにお勧めは?」と導きを請うた。

数枚聴かせてもらった。
レゲエってあんまり時代で変わっていないのね。
店主に聴けば、数周回って今は”昔のスタイル”に戻っているらしい。
結局選んだのは、モンテイ・アレキサンダーの新作「LOVE NOTES」。
(新品LPって4,000円以上するのね、まあ旅の思い出ということで・・)

おお、この方まだご健在だったのね。
ジャマイカ出身の巨匠ピアニストの初ボーカル作品。
百戦錬磨の老ピアニストが、ゆる~いレゲエのリズムにのって、緊張感ゼロで唄を口ずさむ。
唄、お上手じゃないです。
爺ちゃんの鼻歌です。”作品の芸術度”なんてモノサシはあてはまりません。
夏の夕暮れに、何も考えずにぼや~っと流すのにぴったりかと。

以前だと、このゆるさに腹立てたかもしれませんが、
こんなオラでも”老成”してきたのかこの”枯れた境地”が味わえるようになったのかな・・

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12城制覇

2023年05月25日 | 日々のこと

城巡りの旅から無事帰還しました。
福知山城、津山城、福山城、岡山城、備中高松、丸亀城、高松城、赤穂城、龍野城、姫路城、三木城、明石城の12城。
数行き過ぎて、情報量過多で、姫路城あたりで不感症になっていましたけど・・・

お気に入りは、津山城かな。上物は無いけど、姫路城を凌ぐと言われる石垣が圧巻。
散歩中の地元のじいちゃんが、ガイドしてくれたのも楽しかった。

福山城では刀剣展をやっており、三原正家を見れたのが収穫。
オラの愛刀、三原正興のご本家、やっぱり似ているような・・・

岡山城で、またやってしまったコスプレ。
顔の白塗りはやっていないとのことで、素顔で・・おじいちゃんバカ殿。

岡山の林原美術館では日本刀、包平があった。
目線の角度を変えて見ると、刃中にいろんなものが見えてきて、「おおっ!」声が出てしまう。

姫路城は、疲れもあったのかあまり感動しなかった。
壮大な石垣、優美な現存天守、化粧櫓、これぞ”城!!!”なんだけどなあ。
観光客(西洋人が多かった。)の賑わいが嫌なのか・・
上物が無くても戦闘要塞としての機能がわかる、少しさびれた城が好みなのかな。
縄張りマニア?

秋には越前方面に行く予定です。

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ドン・エリス「エレクトリック バス」

2023年05月18日 | ジャズ、音楽

明日から5/24まで城巡りの旅に出ます。
福知山城、津山城、岡山城、丸亀城、高松城、赤穂城、龍野城、姫路城、三木城、明石城等を巡る予定です。
岡山の林原美術館と福山城では刀剣展やっているので楽しみです。
同行メンバーが刀剣にうるさく、しょぼいものや見立てが違う物に、声出して文句言うのでそれが心配・・

これも狸小路お散歩で発掘したLP、700円也。
1回聞いた感想ですが、多彩で挑戦的で楽しい作品かと。

1曲目のタイトルは「TURKISH BATH」、先日の小樽の「21世紀」の伏線(5/8本ブログ記事参照)がここで・・・

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日野皓正「ホイールストーン」

2023年05月16日 | ジャズ、音楽

5/19~5/24、岡山方面城巡りの旅に行きます。
旅を楽しみに、冬をしのいできましたが、いざ行けるとなると、もう寂寥感が。
行ったら、すぐ終わってしまう・・

昼休み、狸小路の中古レコード店フレッシュエアーまでお散歩。
店外のバーゲン箱で日野のライブ盤発見、400円也。(またレコード買ってしまった・・)

日野皓正セプテット、宮田英夫(ts,ss),板橋文夫(p,el-p),杉本喜代志(el-g),岡田勉(ac-b),日野元彦(ds),今村祐司(perc)

1975年根室でのネムロ・ホット・ジャズクラブの主催ライブ。
1981年~87年まで根室管内で働いていたオラ、当クラブの主催ライブを観に行き、数回打上まで参加させてもらった。
(マル・ウォルドロン、日野元彦等と酒を飲んだ!!という自慢。)
北海道のはずれで暮らしながらも、時折濃いライブを観ることができ、
ジャズへの思いが濃縮純粋培養され今まで聴き続けることになったかもしれません。


盛り上げ方が上手いのか、根室のライブは熱演必至。
リーダー・メンバーも、音質も、地方会場の盛り上がり方も、まあ熱苦しい作品。
誉めてます。
こんな”昭和の熱気”はもう体験できないでしょう。

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アーマッド・ジャマル

2023年05月12日 | ジャズ、音楽

心臓に人工弁を埋めたことで、オラは身障者に該当し、障害厚生年金(3級)を受け取っていました。
この3月に65歳になり、老齢年金の請求をするようにお上から文書が来た。
障害年金を受け取った場合は、老齢年金の繰下げ受給の選択権は無く、仰せのとおりに書類を3月に提出した。
5月になってようやく、文書が届いた。
「支給決定通知」かと手紙を開けたら、「支給停止通知」だった。なんじゃこりゃ??

なかなか電話がつながらない”年金ダイヤル”に問合わせたら、
窓口で書類手続き(障害年金要りません的な)が必要だと言う。
そんな話は一切知りません、何処にも案内ございません。
電話オペレータは懇切な対応をしてくれたが、腹の中は怒りの渦が。
何と言う不親切!!(オラが疎いだけ?)
オラはこの通り”いまだ働く元気な身障者”だからいいようなものだが、ホントに身動きの取れない、年金頼みの人は大変だろう。
この国の年金周辺の役所はひどいなあ。
5/15に年金事務所に行く予定だが、窓口で暴れないようにしなければ・・・

アーマッド・ジャマルの訃報(4/16,92歳)に接した。

拙ブログ2005.12.2(わお!あれから18年!!)に「THE ESSENC」のことを載せた。
若い頃の小ジャレタ酒場ピアノが、齢を重ねてハードでダイナミックなスタイルに。
カッコいい年の取り方に感じました。
キースにエレピ弾かせて暴れせたように、マイルスにはこの素質が見えていたのかな。

しばらく、ジャマル特集・・
今年はお悔やみ特集が多い・・・

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広重展 小樽 

2023年05月08日 | 日々のこと

今日、仕事帰りに6回目のコロナワクチン打つ予定です。
ワクチンに対するちょっぴりの疑義、もういいんじゃね?的な気持ちもあるが、オラの心臓の医師から
「感染症は一番弱い部分(オラの場合、人工弁)にダメージがくるから、要注意。」と言われているので、
なら早いとこ打っちまおうということで、最速の本日に。


5/4 小樽芸術村(ニトリ美術館)
浮世絵に興味を持ちだした今日この頃、折よく小樽で安藤広重展が開催されていた。
朝早く出たので道はそれ程混んでいなかったが、運河界隈は結構な人出。
外人客は少ないようだが、回復基調なのか。

私設美術館だけど、身障者とその介護者は無料、ありがたや・・

初代から三代までの作品がずらり。
何と言っても、”初代”ですね。
ポップな量販版画だけど「蒲原」なんて一点のモノの墨絵の巨匠に迫るかと。

ニトリ美術館は、似鳥社長が金にあかせて集めた(??)コレクション。
円山応挙、谷文晁、伊藤若冲、川合玉堂、横山大観、高村光雲(郭子儀像が気に入った!)
ビュッフェ、ルノアール、シャガール、石仏、拳銃(仏のパーカッションリボルバー)、日本刀まで。
何でもあり的だけど、見どころ満載!!


街ブラしてたら、色内の廃線跡近くに怪しげな昭和のオーラを放つ店が。
ソ、ソープランド!?
(調べてみると、オバアチャンが出てくるのではなく、若いオネエサンがいるバリバリのお店らしい。)

写真撮ってたら、「何してんの!!早くいくよ!!」と嫁に怒られた。
21世紀のソープ・・・

 

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バーニー・ケッセル「To Swing Or Not To Swing」

2023年05月01日 | ジャズ、音楽

「志村けん大爆笑展」でゲットしたグッズ。

 「NEW ERA DAIJOBUDA 9FIFTY」
  NEW ERA製のベースボールキャップ、ちゃんとした造りのようだが、お値段もけっこう・・
 「バカ殿」「DAFFUNDA」バージョンもあったが、一番地味目な「大丈夫だあ~」にしておいた。
  札幌方面でこの帽子被ってるジジイがいたらきっとオラです、お声を・・そうとは限らないか?

 「バカ殿首振り人形」
  陶器製で、開けたらちょん髷の部分が折れていた。ショック!!
  仕方ないので接着剤で補修・・・涙。
  お部屋に飾ります。

レコード棚の整理に挑む。
しばらく聴いていないものは処分!!と意気込んだけど、聴き直すとどれも捨てがたい。
とにかく”聴き直し”にやたら時間がかかる、というかじっくり鑑賞モードになってしまう。
そんな中、処分候補に上がったのがバーニー・ケッセルのコンテンポラリー盤。

モダン・ジャズ・ギターの開祖とも言える名手だけど、本作はチョイ聴きでは一昔前の古臭い印象で、
あまり聴き込んでいませんでした。
ケッセルでも駄作はあるさ・・お別れする前に1回聞いてみよ~
ちょっと大きめの音量にすると、このコンテンポラリーレーベルならではの音質だけでも聞かさる。
そしてこの作品の意図が分かってくる。
腕っこきの西海岸の奏者たちが敢えて古いスタイルを装いつつ、それを(ニヤニヤしながら)楽しんでいる。
クソ耳のオラでは、この辺の”粋”を理解できなんだ・・
ま、遅ればせながら気付けたのだから、ぎりセーフかしら。

本作のように現時点での評価は低くても、ある日俄然輝きだす場合もあるし・・・
こりゃ、レコード棚の”断捨離”は不可能ですな。

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