にゃおん・ざ・こーなー

北国に住む、猫とジャズが好きな親爺の日々。

「マイルス・イン・ザ・スカイ」オリジナル盤

2023年06月26日 | ジャズ、音楽

6/24 インド映画「RRR」を見た。
   娯楽活劇(ちょっと暴力的)で評判通り楽しめた。
   インド音楽の音質が良かった。
   デジタル方面の技術で映画の音質って向上してるのね。

   キャビン大阪屋のオーディオ展示会を覗いてみた。
   ハイエンド機器とはご縁を持ちようも無いのですが、まあ耳の肥やしに・・

   数機種聴いたが価格の割にそれ程良いとは・・・
   中では「リン」のスピーカーは美音だったけど、「原音」よりも良い響きって?
   「生の楽器」って、結構雑味もあるような気がします。
   あんまりオーディオに凝り過ぎると、「音楽」ではなく「音質」に行ってしまい、
   本末転倒になってしまうかと。
   オーディオマニア向けの「高音質音源」=「中身のないクソ音源」になりがち。
   そんな音源使ってるブースは即退散。
   オーディオマニアはパーカーなんて聞かねえだろ!(オラ誰に対して怒っているのだ??)   
   それにしても、客は爺ちゃんばかりだ、この業界の将来は・・・

  

   九州の古レコード店も出店。オリジナル盤ばかり。
   去年、日和って買わなかった「マイルス・イン・ザ・スカイ」13,200円がまだあった。
   音楽もコスパを追求してきたオラ、高価なオリジナル盤などに手を出せる身分ではない。
   傷だらけの国内盤があるではないか・・・
   けどオラにとってマイルスの始まりはこの作品なんだよなあ~
   8月の山下達郎北海道ツアー(札幌と千歳を狙った。)のチケット抽選に外れ予算も浮いたし
   え~い、買っちまえ!!

   
   
   勇んで買ったは良いものの、オラにはオリジナル盤の見分けがつかないのでした。
   ラベルとかマトリックス番号見ても、知識が伴わない・・
   聴くしかないです。

   傷はほとんど無い、コンディションは最上。
   音圧が高いと言うのか、全体にハリがあり、ホーンの押出感、ベースの弾みがいいぞ!!
   数分聴いているうちに、音質より演奏内容に心が行ってしまう。
   その内容は、最強メンバーによるアコースティックからエレクトリックに飛翔する、モスラが
   羽化する直前、成虫の姿がチラ見するような予兆に溢れた作品。

   カートリッジをはじめオルトフォンオメガ、、次にシュアーのホワイトラベルに替えてみた。
   オメガは個々の楽器が明瞭で空間がある感じ。
   シュアーのくせに地味な音質と決めつけていたホワイトラベルにすると、ラッパが2~3歩前に出て
   来て音楽の密度が上がった感じ。
   安カートリッジでも特徴出るものなのかしら。
   ECM聴くならオルトフォンで、USAジャズならシュアーなのか?

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励磁型スピーカー

2023年06月20日 | オーディオ

オーディオ同好会の主催植木さんを偲ぶべく、会員有志が恵庭K氏の元に集った。

ここは蓄音機からJBLの大型モニターまで世界の名器が所狭しと並ぶ宝庫。
ただその旗艦たるJBLが見当たらない。
驚きK氏に尋ねると、
反応の悪いパーマネントマグネットに見切りをつけて、JBLを処分し励磁型に鞍替えしたと。(????)
マルチ駆動のA5も磁石を取っ払って励磁型に改造済みだと?
新たに古いアルテック銀箱サイズ(ウェスタン?)の励磁型3ウェイが導入されているし・・・
励磁型の存在は知ってはいたが、それは時代に逆行するような・・・

兎に角聴いてみましょう、
先ずは銀箱サイズ、3ウェイ。
ボーカルとギターのデュオ。
音の立ち上がりと立ち下がり(この表現で良いのか?)が鋭い、スピーカーユニットが制御されている感じ。
反応が良くて、艶やか、生々しい。
全く古臭くない、むしろハイスピードで現代的。
ただ大音量になると、サックスがきつくなった。
この辺はセッティング、ホーンのデッドニング等、今後の調整次第か。

 

※スピーカーの箱上にあるのは、アンプではなく磁界を作るための電源ユニット。

アルテックA5。
福井の工房に、既存のアルテックユニットを送り、そこで磁石外して励磁パーツに換装したもので、
ホーンのダイヤフラムも新品に交換した。
前日の調整中にチャンエルデバイダーが壊れてしまいサブウーハーが作動しておらず
バランスも崩れた状態での試聴であったが、こちらもハイスピードサウンド。
押しの強いA5の高音ドライバーが押し出しばかりでなく、引き際も良い感じ端正に鳴ってる感じ。

新品ダイヤフラムが馴染むのに時間を要し、全体が硬くて、低音の潤いに欠けており調整、鳴らし仕込みが
必要な状態ではあるが、伸びしろしかなく、今後が楽しみなスピーカー。


両機とも、”古い音楽を懐かしい音”で聴くなんてものではなく、最新の音源をハイスピード、高感度で
聴くためのと解釈しました。
調整が済んだ音を、是非聴かねば!!

会場には植木さんが遺した、オーディオパーツが持ち込まれ、持ち帰り自由とのことで
フルテックのプラグ付き電源ケーブルをいただいた。

植木さんがつないだ会員が集まってオーディオ談義に花を咲かせることが、何よりの供養・・
存命なら、またいたずらっぽい目をして新作ケーブルを持ち込んで来て、
そしてオラがメンドクサガル一幕があったに違いない・・
ジジイ達が集まり趣味のことで、言いたいこと言い合えた月例会のあったあの頃、
かけがえのない日々だったのか・・・

 

 

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アーチー・シェップ「Yasumina,a black woman」

2023年06月13日 | ジャズ、音楽

歳のせいか近頃は23時前には就寝。
晩飯食って、TVをダラダラ見たりすると、音楽聴く時間はわずかしかない。
シーズン始めは関心が低かったファイターズ最近は面白くなり、
野球なんぞ観ると夜の時間がほとんど無くなってしまう。
買っても未開封のCDがけっこうあるし、老人なりの時間配分考えねば・・
(働いているうちは仕方ないか・・・)

 


中古レコード店アニマルズで国内盤LPをゲット。
シェップ、ほど良いヤンチャぶりが好きです。
伝統的からフリーまで幅広くこなせて、バランス感覚があって、賢い人なんだろうな。
コルトレーンのように振り切れなかったとも言えるが、
オラはこの位の”正気を保った”人が好きです。

1969年の熱さが伝わるA面全部に収まる標題曲が聞きどころでしょうが、
この頃はハンク・モブレーまでもが”おだって”いたことがわかるB面もおモロです。

 

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植木システム

2023年06月06日 | ジャズ、音楽

札幌オーディオ同好会の会長、植木氏が6/1に亡くなられた。
氏がスピーカー、アンプ、DAC、ケーブル等の機材を毎月製作し、
それをあーだこーだ、口の悪い会員が感想を述べるという、氏の情熱と行動力で成り立つ会だった。
数年前に肺の難病を患い、重い機材を運べなくなった氏の体調により、会の活動はいったん終了となった。
でも氏のオーディオ探求は衰えることなく、ケーブルのショップサイトまで立ち上げ全国に作品の評価を問うていた。

会の発足当初は、”鳴れば嬉しい”程度の手作りを楽しむ素朴なレベルだったのが、
いつの間にか、”ハイエンド”を視野に捉える、時には凌ぐレベルに達していた。

オラのオーディオシステムは、氏の作品、DAC、プリアンプ、パワーアンプ(クラウンD-45の氏による改造)、ケーブル(PC-Triple C、単結晶状高純度無酸素銅線使用)を使用し、そこそこのレベルに達しているものと自負している。
ただもうヴァージョンアップすることは叶わない・・

(上がDAC、中はソニーの安DVDプレーヤー、下がプリアンプ、ルックスはあれですけど中身で勝負の

植木作品。)

 

硬い文章が続ていますな・・
年の差関係なく趣味のことを忌憚なく話せる遊び仲間が亡くなってしまった。
また会えると思ってたのに・・・

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