にゃおん・ざ・こーなー

北国に住む、猫とジャズが好きな親爺の日々。

ケニー・ギャレット「ビヨンド・ザ・ウォール」

2007年05月31日 | ジャズ、音楽
おらとしては珍しい最近(といっても61年生まれ、もうベテラン)のサックス奏者のアルバム。
Kenny Garrett(as) Pharoah Sanders(ts) Bobby Hutcherson(vib) Mulgrew Miller(p) Robert Hurst III(b) Brian Brade(ds)

おおっ!もろコルトレーンの世界じゃ!
何を今更コルトレーンと言う向きもあろうが、一度でもコルトレーン、エルビン、マッコイに心熱くしたことのある人なら絶対に気に入ると思う。
ちょっと懐メロっぽいけど、自分が共演する前のコルトレーンカルテットの味の作品を出しているファラオ・サンダースよりも、アルトサックスのケニーにトレーンを感じる。
ミラーのピアノもスタイルは違うがマッコイを彷彿とさせる。(アルバムには”マッコイに捧ぐ”とある。)

お経や二胡やボーカル(コーラス?)も入っているが、聴く側が慣れているのか違和感、胡散臭さもない。
ボビー・ハッチャーソン(!)も熱演してる。

CD1枚(70分超)を通して聴くとさすがにしんどいというか寝てしまったが、このこってり感もトレーン級!
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あわや大惨事に!

2007年05月30日 | 
先日、高速道路をホンダZで走っていたら、突然右側でバタバタバタと音がし、「なんだあ?」と見たら、運転席側のサイドバイザー(透明アクリル製の雨風除け板)が外れかけていたのである。慌てて手で押さえようとしたが、窓を開けた途端飛んで行ってしまった。ぞわ~大変だ! 後方の車は車間距離も充分あったこともあり無事避けてくれたようだ。
いやあ、焦りました。おらのボロ車のせいで、大事故が起きたら・・・後ろの人本当にごめんなさい。
高速道路なので、その場で止まって謝る事もできず、そのまま逃げるように走り続けてしまいました。

もし事故が起きても、おらはそのまま逃げ去ったかもしれない・・・心の中の悪魔が・・・・
なんてことが心によぎったバチなのか昨日はパンクしてしまった。木ネジみたいなのがザックリ刺さってた。はあ~。

どうもまだZに慣れてません。
ジムニーは発進時からターボが効いて、少しでももたつき感をなくそうとしていた。それでも実際には全然スピード出ないのだが、ヒューヒューと鳴るターボ音でなんか頑張ってるなあ、まあオフロード車なんだし、多少とろくても許すという感じだった。

Zの方がスピードは出るのだが、ターボが効き出すのがちょっと遅いので、発進時にはアクセルをけっこう踏んで、スピード出た頃には信号にひっかかるという感じ。どうもおらはギクシャクした運転をしてしまう。
まあ車重1tを660ccで引っ張ることに無理があるのですね、判ってたこととはいえ、やっぱおらには軽は向かないなあ。
燃費はほぼ通勤使用でリッター10km位。(通勤のストップアンドゴーは一番駄目みたい)
高速では横風の影響もろに受けるので、動力的には100km出るけど、あんまり出したいとわ思わない。せいぜい80kmがいいところかな。
ただこの視界のよさは捨てがたいものがありますが・・・
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自分の好みって?

2007年05月29日 | ジャズ、音楽
昨日の石田幹雄トリオのCD感想文。アガルタ師匠からコメントいただいて気が付いたのですが、あれじゃ好きなのか嫌いなのか訳判りませんね。
今わかりました、あまり好きじゃないのですね。愛聴盤にはならないのですね。ビル・エバンスやキース・ジャレットでも聴いておればいいのですね・・・

でも当日ライブ会場に立会い、どんな演奏したか知ってるくせに、自分好みの作品じゃないからって文句言うのはいけませんね。買わなきゃいい、聴かなきゃいいわけで・・・
「北のビル・エヴァンスがリリカルな・・」なんてキャッチコピーに妙な期待をして、思惑が外れたことを嘆くのならまだ許されるだろうけど・・

現時点の自分の快楽のツボにはまらないことに対する不満なのだろう。全くはまりそうに無いものは問題もないのだろうが、幹雄トリオははまりそうでちょっとずれていることに対するストレスなんだろうな。
ある人の春一番コンサートの幹雄トリオの感想、
『山下洋輔みたいに、ひじでピアノ弾いてる。フリージャズのスタイル。
ドラムはなんと17歳。
途中で、とても静かなきれいな展開もして、まともに曲弾けるとこも見せてくれた』
典型的なコメントだろう。ある程度音楽を聴き込んだ人でも、こんなもんだろうし、きっとおらも初めて接したら同じ感想を抱いたに違いない。

過去ログを見ていただければお分かりだと思うが、おらはフリー系に対して全く理解が無いわけではないし、一般ジャズファンよりは場数を踏んでいると思う。(感性は鈍いが・・)
でも今のおらは、敢えてフリーを聴きたいと思わない、好まない。

スタイルに安住しているのもはだめ(これは伝統的なものばかりでなく、むしろフリーを標榜している連中こそだめかも)、あんまりノイジーで疲れるものもだめ、狙いすぎているものもだめ、ブルー・ノートも苦手・・・
おらは一体何が好きなのだ?!
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石田幹雄トリオ「張碓」

2007年05月28日 | ジャズ、音楽
石田幹雄(p)瀬尾高志(b) 竹村一哲(ds)

ようやく入手した、我等がみきおトリオのCD。
札幌のライブハウス「くう」でのライブ録音であり、当日はおらも歓声のひとつでも録音されようと現場にいたが、漲る緊張感で息を殺して演奏を見守ることになり、会場全体の硬さに疲れた覚えがある。
CDはどう仕上がったのでしょう。
札幌のジャズの結晶であり、その場にいたおらの時間も封じ込められており、感慨もひとしおではあるが、率直に感想を述べます。

先ず音質、おらのメインシステムでは図太い音(特にベース)はいいけど、(決して不鮮明というわけではないが)ピアノの響きやエッジが欠けていて音量上げてもオフ気味、音場はお団子ぽく聴こえる。
ラジカセで聴くと、音に固まり感がありながらもベースも聞き取れる。まあそういう意図かもしれない。

ライブでは、疾走感たっぷりのフリーっぽい曲に興奮し、スローな曲は耳休めにしてたけど、アルバムとなり自宅で鳴らすとなると、「低音限界」「高速限界」などはライブでは「どうじゃ!」というデモンストレーションになるが、夜おじさんの部屋で繰り返しては聴かないなあ。反面「張碓」はアルバム化されて初めて曲の味わいがわかった。

ライブ会場で熱い演奏に接し、その場でCDを購入するというのが正しい形のような気がする。
何も知らない人にCDだけ聞かせて気にいるだろうか?
というかおら自身が予備知識無しに本作を聴いて気に入るだろうか?
そもそもおらはフリーが好きなのかぁ?
一緒にしてはいけないのかもしれないが、山下洋輔トリオのプロレス的カタルシスが得られるライブを、アルバムで繰り返して聴く気にあまりなれないのに似ているような気がする。

マスコミに「(山下洋輔のように)肘打ちもするフリー系」なんて括られながら力任せのライブバンドで行くのか、別の次元に行き、おらの愛聴盤を作ってくれるのか・・・

みきおはまだ何かいっぱい持ってるはずであり、本作はその一部分を見せたに過ぎないと思う。

※写真は瀬尾画伯にサインしていただいた、ジャケット裏面。
名前ばかりでなく、”くたくたにゃん”のキャラまでデザインしていただいた。
将来はこれもお宝に・・でもこのキャラは不採用!
コメント (2)
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デイブ・ブルーベック「ボサ・ノヴァU.S.A.」

2007年05月25日 | ジャズ、音楽
デイブ・ブルーベック (p) ジーン・ライト (b) ポール・デスモンド (as) ジョー・モレロ (ds)

消化不良になってるレンタルコピーシリーズ。
それもデイブ・ブルーベックである。いもジャズの極致と見る向きもあろうが、あのサディステックなピアノとデスモンドの甘美な音色の取り合わせがおらはけっこう好きなのである。

おらは、当初ブルーベック作品は、デスモンドの演奏を中心に聴いていて、ゴツゴツしたピアノはなんだかなあと思ってたが、中山康樹本で「このピアノだからデスモンドが引き立つのだ」というのを読み、再認識したのですが、やっぱりデスモンドのうしろで相当乱暴なことしてますね。

で、このアルバムなんですが、ちょっと趣が違う。うしろで暴れるのではなく、割と前面に出てメロディアスに、どう考えてもボサ・ノヴァから遠いピアニストが時代の流れでチャレンジしてる。
本人はリリカルにボサ・ノヴァを弾いているつもりなんだろうが、やっぱり本質は変えられない、微笑ましい作品。
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佐々木伸彦トリオ

2007年05月24日 | ジャズ、音楽
5月23日 札幌「くう」
佐々木伸彦(g)瀬尾高志(b) 川中健治(ds)

ライブ前に同級生の歯医者にかかった。そんな恐怖に耐えたご褒美は、佐々トリオライブ!?

スタンダード曲を素材に展開されるが、素材に頼らずさりとて逸脱することもなく、おらには丁度良いバランス。
前回あたりから、一皮剥けたように感じる。集中力ある奔放さとでもいうのかな、進化の過程に立ち会う喜びがある。

でもなあ、客少な過ぎるなあ。
夏のジャズ祭についての、マスコミ報道で、「札幌は今ジャズライブシーンが熱い!」なんて言ってるけどなあ。
ホントですかあ?おらの知らないところでは盛況なのですかあ?
確かに演奏レベルは高く、魅力あるプレイヤーがいるけど、シーンは盛り上がっていないと思うけどなあ。
日ハム戦観にいく100分の1でいいから(1000分の1でもいいです)ライブ行けばなあ。
趣向を凝らした企画で、祭が盛り上がるのはいいけど、一過性のもので、それが日常のライブシーンにリンクしないのがなあ・・・

※写真は瀬尾画伯による、ボリュームの魔術師佐々木伸彦像。(写真ピンボケだけど、ピンがあってもそれ程違いは・・将来お宝間違いなし!)
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かいーの!

2007年05月23日 | 日々のこと
昨年の秋頃から、腕に湿疹というか、かさぶたのようなのが出来てかゆい。変な遊びはした覚えはない(?)が皮膚科を受診した。
原因は、皮脂不足とのこと。年齢、体質でなるそう。
風呂に入っても石鹸で体洗うのは週1~2回くらいにするように言われた。
「熱めの風呂にギィッとつかって、血が出る寸前までゴシゴシ洗うってのが、蝦夷っ子の風呂の入り方でぃ!」と言ったら、それが一番良くないとドクターに言われた。
はやぁ~、脂ぎった中年オヤジではなく、かさかさジジイになっちまったようです。
脂ぎった方にエナジーを感じますね、なんか枯れてきたみたいで・・・

20年間使った自転車「赤号」が遂に壊れてしまった。
ブリジストンの初期のベルトドライブ、おしゃれなホワイトリボンタイヤ、5万円以上したはず。
夏場は雨ざらしで、スポークは錆びで何本か折れてるけど、充分使用に耐えた。
パンク直した自転車屋さんが「これは今時の安自転車と物が違うから大事に乗りなさい」なんて言ってた。
今や使い捨ての感がある自転車だが、外国製の安物はやっぱり粗悪ですよね。子供達の自転車は直ぐ壊れてしまったなあ。去年買った中国製DVDプレーヤーももう動作不安定だし・・・
子供が小さい頃は兎に角安いものを捜していたが、いまは工業製品も食べ物も質ですね。
(オーガニックとまではいかないが、少なくとも野菜は国内産、米はつくった人がわかるものにしてます。)

真面目で丈夫なもの造りに敬意を表して、次もブリジストン車にします。

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フレディ・ハバード「レッド・クレイ」

2007年05月22日 | ジャズ、音楽
久々に街のタワーレコードに行った。
新作または尖ったジャズでもないかなと、新譜の試聴コーナーや店のおすすめキャッチコピーなどを眺めていたが、心動く新作は無く、尖った系はあんまり置いていない。マイルスのイタリアでのライブDVDがかなり気にはなったが・・・
そんな中で、何故かこの盤が試聴コーナーにあり、なんとなく聴いてみたら、溌剌とした演奏に思わず買ってしまった。

フレディ・ハバード (tp) ジョー・ヘンダーソン (ts) ハービー・ハンコック (p) ロン・カーター (b) レニー・ホワイト (ds)
この錚々たるメンバーの若かりし頃の新鮮さみたいなものがこの盤に閉じ込められている。特にハンコックとカーターがマイルスの呪縛から解き放たれのびのびとやっている。ハンコックの電器ピアノはたっぷり聴けるし、カーターのベースまでもがのりのり・・
一時期はマイルスを凌ぐトランペッターなんて言われてたハバード(今にしてみれば笑い話かもしれないが、それにしてもこんだけ吹ける人はそういない)の勢いとハードボイルドなジョーヘン。一歩間違えるとおらの苦手なハードバップ・ファンキーになってしまうが、それを持ち堪えているのがホワイトのドラム。本人としてはかなりジャズ寄りで叩いているつもりだろうが、やっぱビートが違う。

当時はトロッとした甘口が許せなかったCTIの音も、今や吟醸サウンドに聴こえる。

フレディ・ハバードのリーダーアルバムを買ったのはこれが初めてで、それ程触手の動く人ではなかったし、陰翳とか深みとかいう要素に欠ける本作ではあるが、ひとつの”典型的なジャズ”ではある。
(理屈こねずに楽しみましょう・・)
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火事!

2007年05月21日 | 日々のこと
ぎょえ~、出社したら関連会社の施設が火事になってた。
現場見に行かなければならないので本日はこれにて失礼。
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三人麻雀

2007年05月18日 | 日々のこと
長見順のアルバムに「過疎問題」という曲がある。
社会派の唄ではなく、家族がなかなか揃わない様をあらわしているのだが”面子がいつも一人足りない家庭麻雀”というフレーズが耳に残りいつしか口ずさんでる。

おらが25年前に住んでいた別海では、3人麻雀が主流だった。
おそらく日本一人口密度が疎な地域では4人なかなか集まらず、3人麻雀にならざるをえなかったのだろう。ルールはもう忘れたが、花札のようにさくさくと進んだと思う。
別海の思い出のひとつで職場関係の麻雀大会(4~50人参加)で、面前ツモ上がったホンロウトウ(ドラもついてた)で優勝したことがある。新卒のルーキーがオヤジさんどもをぶっちぎり鮮烈なデビューを飾ったものです。
その時は4人麻雀でした・・

高校時代は、友人宅を溜まり場にしてやってた、授業中も紙麻雀してたなあ。
雀荘で捕まった連中がげろったせいで、30人近く停学になったが、おら達はセーフだった。

最近人間と麻雀したことないなあ・・・

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