にゃおん・ざ・こーなー

北国に住む、猫とジャズが好きな親爺の日々。

生き物を飼う事

2006年11月30日 | 
現在、猫2匹(ふく、みきお)、犬1匹(びりお)がいる。
溺愛もせず、動物は動物として扱ってる。(つもり・・)

動物を人間以上に扱っている人を見ると、「馬鹿みたい・・」と思うし、うちの猫ちゃん達に吠え掛かるチワワなんか、みきおとふくで頭からバリバリとまるかじりさせてやりたくなる。(?)

以前ある動物病院で、獣医に「この子は心配ないですよ、お母さん」と言われた嫁が、「わたしゃ、あんなケダモノ生んだ覚えはない!ざけんな!」と憤然としていた。
服を着せたりするような、はんかくさいこともしない。(猫に1回着せたけど・・)

ペットとの関わりあい方は人それぞれ、傍から見ればバカ飼主に見えることもあり、アホ犬に高価な餌与えるなら、世界で飢餓に苦しむ人々に思いを馳せるべきだなんて意見もあるかもしれない。

けど人間より寿命の短い生き物を飼っている以上、この脳天気な飼主達も必然的にその「死」と向き合うことになる。(おらが先の可能性も十分あるが・・・)
かわいがってた生き物が死ぬ。失う位なら飼わない方がいいと思う時もあるが、
巡り会いと別れが「生きる」ことならば、生あるものの定めとして受け入れざるを得ない。
赤ん坊から老衰、そして「死」を見せてくれることで、自分自身も生き物である事を再認識しているのかもしれない。

うんこいっぱいするし、家の中は毛だらけ、傷だらけでもやっぱ、こいつらがいないと寂しい。
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日経新聞シンポジウム

2006年11月29日 | 日々のこと
11月28日札幌グランドホテル
「北海道新開拓時代の挑戦」というテーマ。宮脇淳氏等によるパネルディスカッション。

前半は「21世紀日本の国家像と北海道」というお題の田中直毅氏の講演。
『北海道は
  既に「開拓」の時代は終わった。
  国防拠点でもない。
  食糧供給基地としても、国際競争力と質においてアドバンスがあるか疑問。』
だからどうするべきだという提言はなかったが、『「官」の無駄や依存等問題が多いが、その分改善余地がいっぱいあることが、明るい材料かもしれない。』とあまり明るくなく言ってた。

後半は「自治体再生」をテーマにした宮脇淳氏等によるパネルディスカッション。
夕張の財政破綻を中心に進められた。

かつて、この国は「官」が国民をケアーしてくれたが、いまや制度疲労に陥り、問題先送りでしのいできたがもう限界にきつつあるらしい。
他人事として、誰ももう夕張なんかに住みたくないだろうと思ってたが、程度の差こそあれ日本国民全員が財政上借金まみれで、次の世代にツケを回そうとしている。
年寄りを養うばかりか過去の借金を返済させられ続けたなら、若い者はもうこんな国なんかに・・

公務員の退職金を支払う為に地方債を発行してるなんて聞いて、暗澹たる気持ちになる・・・
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ラグドール~7㎏

2006年11月28日 | 
ラグドールのみきお、冬になったせいか、最近よくお食べになり、二周り程大きくなったような・・
寒いのかあまり外に出たがりません。
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どうしてジャズに

2006年11月28日 | ジャズ、音楽
あがた森魚やELP等を聞いて考えるに、おらの音楽的感性はほとんど変わってませんね、進歩なしです。
アルバムレビュー、評判などを聞きつけて”いい買物”できる知識・能力は少し向上しましたが、自分のモノサシと言うほどのものは未だに持ち合わせていない。
音痴だし楽器何一つできない、そのコンプレックスの裏返しで聴きまくってきました。
ジャズにはまり易かったのは、割とジャズに関する文章が多く周辺情報を仕入れることで理解した振りができたし、もしかしたら音楽そのものよりウンチクを読むことの方が楽しかったかもしれない。
まあそれでも30年も聞き続ければ、多少は区別できるようにはなったのかな・・ジャズならね・・

クラシックはわからないです。予め言われてみれば、重厚か華麗かくらいは気付くけど、聞き比べに興味を持てるレベルにもない。
曲の解釈・表現の違いはあるだろうが、「悲劇的」な曲を「喜劇的」にまで捻じ曲げて演る音楽家はクラシックにはいないだろうし、なかなか奏者の違いを理解できない。(グールドが違うのは少しわかりますが・・)
クラシックファンは同じ曲をカラヤン、ベーム、ショルティ、アバドで聴き比べなんてことしてるのでしょうか?
門外漢がこれ以上語っても意味ないですが・・

最近、やっぱり「普通のジャズ」がつまらなくなってきている。たまにスイングジャーナル見ても、なんたらトリオと恥ずかしい名前ついたピアノトリオやヴィーナスレーベルや緩そうな顔つきの白人サックスばかり、ちっとも聴きたいと思えない。
ハイエンドと言われるオーディオ機器のユーザーの愛聴盤が綾戸智絵、ダイアナ・クラールと聞き「う゛~・・ある意味やっぱり」と思う。

かつて貪る様に読んだジャズ誌が死滅しつつあるのが哀しい・・
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ELP「展覧会の絵」

2006年11月27日 | ジャズ、音楽
持田香織はELT、こちらはエマーソン・レイクアンドパーマー。
あがた森魚の隣にあったので20数年ぶりにかけてみた。
これが初めての器楽演奏だけのレコードだったのです。

「ムソグルスキーの有名な組曲を、ロック仕立てで演奏してる、なんて斬新でかっこいいんだ!」
となけなしの小遣いで買ったLPだというテンションもあり、そう思い込んでた。

それから35年経った。思ってたほどの技巧ではなかったけど、出始めのシンセサイザーをきちんと、活き活きと使いこなしている。今でも聴けますね。

ELPもこの1枚しか知らず、語れるものはないのですが、ロック的な音楽もジャズ同様、大きく前進することはなく(とうの昔にやめてた?)どうやら過去の名作を舐めるように聴けばいい状況なのでしょうか?

科学技術と違って、音楽は新しいものがより良いわけではない。
むしろ、ちょっと前にすげえ人が創り上げた物の余禄・余熱で各ジャンルの音楽が成り立っていると思う。この50年位の間に起こった音楽ジャンルの開花現象が、これからの50年にはほとんど起きないと思う。
科学技術でさえ、再現不可能な過去の技術があるようだし、身近なことではアナログレコードを未だに越えられません。
どうも人間や文化は進化するものだと刷り込まれているようですが、そんなことはないのでしょう・・
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あがた森魚「乙女の浪漫」

2006年11月24日 | ジャズ、音楽
昨日の朝、NHKで吉田拓郎の番組の再放送を目にして、やっぱり拓郎がいいと思える親爺であることを再自覚した。
番組の中でインタビューに答えた中年が「拓郎の唄から元気をもらって・・」「大病患っても頑張ってる姿に共感・・」なんてコメントしてた。マイク向けられたきっとおらも「癒されまして・・」なんてアホコメントしかできないのだろうが、なんか微妙に違和感ありました。

それで十数枚のフォークコレクションの中から、選んでかけたのが本作。
こんなのも持ってたんですね。もの凄い久々に聴いてみました。
まず音質の良さに驚かされます。アコースティックギターがきちんと生っぽく録られてます。

これで歌手かよ!という声の持ち主ですが、アルバム構成はとてもいいです。
全編に漂う怪しげな大正・昭和のレトロっぽい雰囲気と、ブルース、タンゴ、歌謡曲等をうまく散りばめてひとつの世界が形作られていて、風化してません
当時多少流行ったとはいえ、よくガキ(34年前、中3?)の頃に買ったものですね。

一発で消えることなく、あがたは今もバリバリで自分の世界を探求しているようです。。
この1枚しか知らない音楽家ですが、30年以上創作し続けてきたことに対しては評価したいし、今の音をちょっと聴いてみたい気もします。
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オーネット・コールマン「SOUND MUSEUM」

2006年11月22日 | ジャズ、音楽
オーネット・コールマン(as)ジェリ・アレン(p)
チャーネット・モフェット(b)デナード・コールマン(ds)

ヤフオクにて総額1128円。
オーネットはたくさんアルバムを出してはいるが、市場にあるのは初期の作品ばかりで、けっこう入手が難しい。
チャーリー・ヘイデンとのデュオアルバムが本命でついでに狙ったのが本作。
本命は落札できなかった、残念!(そういえば着物姿でギターを持った波田陽区はもう見れないのか?バラエティ番組にまだ出ていながら、既に”あの人は今”状態はきびしい・・・)

オーネットにしては珍しいピアノ入りですが、ピアノは春のライブの時と同様にいてもいなくても大勢に影響は無い感じです。
春の山下洋輔はしんどかったですね、プロレスのようにくんずほぐれつしたい山下と、実際周りなんか関係なく自分のメロディでひらりひらりと飛んでいたいオーネットでは全く異質だったと思います。
ジェリ・アレンは絡もうともせず邪魔にならない演奏をしています。(この人、昔リーダー作品持ってたけど、良さが分からず手放した経験あります。)

オーネットは孤独を愛するメロディの人ではないでしょうか、束縛されずに自分の吹きたいように吹く、それが「フリージャズ」という政治の時代の波にひきずりこまれ気が付いたら先頭に立たされていたのでは。
山下だけが無視されたのではなく、誰とも楽器で絡んでバトルなんかしたくない、馴れ合ったり交わったりすることはない、どんな編成でもバックバンドに過ぎず、いつもソロプレイ、ひたすら天に舞う様に吹き続ける。

ベースのモフェットが技を見せ付けてるし、ドラ息子ディナードも上手になったてたし、なかなかの作品です。
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大橋 力「音と文明」

2006年11月21日 | 日々のこと
副題は「音の環境学ことはじめ」となっている。
筆者は芸能山城組の主催者でもある情報環境学者。
小難しい本である、音が人間に、文明にどのような影響を与えてきたかを論じているようです。
読むとすぐ眠たくなるので、きちんと読んでません・・・
そんな中で、興味深かったのは、
『自然界には人の可聴領域をこえる高周波信号に満ち溢れており、それが人に大きな影響があるらしい。
音楽にも当然高周波信号が含まれており、20kHz以上をばっさりカットしたCDはやはり問題があり、LPより劣るという論争が起き、論理的な解明はできていないが、どうやらLPの勝ちのようである。』
というような記述がありました。

22年前に初めてCDプレーヤー(ソニー、定価15万円!)を買い、勇んで同じソースでアナログとCDを聞き比べをした。
冷や汗が流れた、すっきりしたCDよりも、ガッツと温度感があったLPに分があるような気がした。
そんなはずはない、未来のフォーマットという触れ込みと虹色に輝きにCDに方がいいに違いない、まだエージング段階だし、と思い込むようにした。
ただCDへの疑念を解明する間もなく、市場からLPは駆逐されてしまった。

22年前に感じたことは、間違いではなかったのですね。たとえ知覚できなくても高い周波数信号も大事だったんですね。でも気付いた時には、LPは市場から消えていた。
(マニア向けのショップはあるにはあるが、聴きたい音楽のほとんどはCDでしか聴けない作品ばかりだし・・・)

SACDやDVDもなんかいまいちだし、高価なLPは無理だし、当面安CDを漁る日々が続くのでしょうか・・・
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日本酒~梵Gold

2006年11月20日 | 日本酒
蔵元は福井県鯖江市の加藤吉平商店。
精米歩合50%の山田錦を使い、マイナス10℃で熟成させた純米大吟醸酒。無濾過なのでうっすらと山吹色をしている。

蔵元は和食ばかりでなくチーズやバターにも合うと言ってるが、おらには甘くて、お食事酒にはなりません。
甘口のデザートワインみたいですね。夜な夜なちびちびやるにはいいです。甘いけどスッとひけるのがいいです。ああもう半分飲んでしまった。

きっと試飲したら、甘くて敬遠したに違いないが、買って飲み始めたらがばがば飲まさるお酒。
ワインでもフルボディのタンニンの渋さばかりでなく、アウスレーゼやアイスヴァインなんかの甘味を楽しむ方向もあるわけですから、梵の行き方もありなのでしょう。

蔵元は精米歩合15%の吟醸酒を作ったり、壜・ラベルのデザインも凝り、ロックの飲み方を勧めたり、海外に広めようとしたり、いろいろ工夫努力をしているようです。


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小林洋子(p)~鈴木徹大(g)Duo 「LITTLE THINGS∥」

2006年11月17日 | ジャズ、音楽
友人から借りたアケタズ・ディスク作品。
全く知らない(というかおらの知ってる人は極わずかですが・・)ピアノとギターのデュオ。
まず音質がいい。余計な味付けしてない自然な音、目の前で肩肘張らずに演奏している雰囲気がとても好ましい。

演奏内容も、ややつかみ所のなさそうな曲がほわ~んと流れる。
友人の話では、ライブではもっと熱い演奏をしていたとのこと。
偉いですね、ややもすればアルバムこそ力入れ過ぎてくどい物にしてしまうことが多いのに、こういった抑えた作品に仕上げたなんて。(アケタのプロデュースか?)

ライブの音をそのまま閉じ込めて成功したアルバムも数多くありますが、それはライブそのもののクオリティが高かったからであり、繰り返し聴くアルバムというパッケージ作品にはもうひとつの工夫、見識が必要だと思う。

そこはかとない本作は、毎日聞いても飽きず読書時、就寝前に最適!
これなら嫁もOK、ビーフハートばかりじゃ殴られる。
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