今年に入って、3週連続オーディオマニア宅にお邪魔している。
第1週はF師匠宅。
オンケンの4ウェイスピーカーを自製アンプでマルチ駆動している。
いろんな大型システムを聴いてきて、こちらのシステムが一番クオリティが高いと思っていたが、
どうもこの日は低音が重い、古いジャズはなんとか鳴るけど、エレキベースは全く弾まない。
あれだけ重い低音を批判してきた師匠の音とは思えない・・
アナログもオーディオテクニカの30万円位する特別なカートリッジということだが
きついばかりで豊潤さが味わえない。
要調整だとおっしゃっていたが、この辺がマルチシステムの難しいところなのか?
師匠の耳も老いたのか・・・?
大型システムに圧倒されないようになったのか?
第2週はS氏の爆音鉄工場。
ブレーカーからの電源コードを替えた事で、安定かつすっきりした音に改善されたと主は言う。
JBLの爆音にはあまり変化は感じないが、ダイヤトーン、ヤマハがかなり気持ちよく鳴るようになった。
山下達郎なんかは、ステージが広がり個々が際立つのがJBL、ダイヤトーンは音楽の密度を感じる。
作者の意図にはこちらが近いのでは。
ヤマハ(1000M)は端正に鳴る、値段の差を考えるとダイヤトーン大健闘。
爆音大魔王ではあるが、基本的には音楽ファンでソウル系の造詣も深く、話が弾む。
YMOが今も耳に残る。(YMO再評価ですな。)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/48/27/de8c420f2229730c9c98fed8f907e4f6_s.jpg)
第3週は江別のK氏宅。
防音対策(ドアは2つ、鉛入り等)しており15畳位のリスニングルーム!!
マークレビンソンのプリ、マッキントッシュのパワー(1kWが2台)、エレクトロボイスのスピーカー
(ジョージアンⅡ)等の名器が並ぶ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/7b/f4493ea7d5978e7f92f2086345614889.jpg)
45cmウーハー、30cmウーハー、中高音ホーンで構成されるスピーカー。
音の土台がしっかりしているせいか、骨太でむっちりした音、と言って中高音に何の不足感も無い。
古い録音でも楽器の存在感がしっかりと感じられる。
分析的ではないがどんなジャンル、ソースでも音楽を楽しく聞かせてくれる。
今まで体験したシステムの中でも最上級かと。
デジタル方面も最先端で、サーバーに最高音質のファイル形式で保存しており、
70代後半とは思えないK氏に一番驚く。
でも機器よりも、いろんな音楽を知ることができるのが一番嬉しい。