にゃおん・ざ・こーなー

北国に住む、猫とジャズが好きな親爺の日々。

出雲方面歴史ツアー②

2022年10月31日 | ジャズ、音楽

10/22 古墳と神社
大念寺古墳、地蔵山古墳、荒神谷遺跡等と須佐神社、須賀神社、熊野大社、神魂神社等を巡る。
大念寺古墳、お寺のお墓の裏手に、石室の開口部があった。
事前に出雲市教育委員会に申込むとフェンスの鍵を開けておいてくれる。
巨岩で構成される石室と石棺(小さな蝙蝠がぶら下がっていた。)に驚く。
これはまさに”ジャパニーズピラミッド!!”
すっごい貴重なモノだと思うが、何か雑。
オラたちのようなものが、石棺ペタペタ触って良いのだろうか?


神社仏閣は3つ以上見ると、区別つかなくなってしまうけど、神魂神社(社殿が国宝)は格別。
出雲大社まで来たなら、絶対こちらにも寄るべきです。

10/23 
米子城と迷ったが、多数決で月山戸田城に。
同行者に、「麓から本丸まで登るのはジジイには無理かも・・」と言われたが、
意地になって本丸を目指した。
身体障害者ですが、おしゃべりしているうちに難なく本丸に到達。
麓から登ることで、この難攻不落の山城の様子がよくわかりました。

(写真は山中鹿之助像。)

松江に戻り、昼食は「蒸し寿司」。
五目(ウナギ、エビ、肉そぼろ等が乗ってた。)ちらし寿司をホット状態で食すもの。
普通に美味しかった。(これでは誉めてないか・・)

やっぱ、ハシビロコウを見たかったので松江フォーゲルパーク(鳥の楽園)へ。
はじめは座ったままで身じろぎもしなかったが、時間をおいて再度見に行ったら立ち上がって動いていました。
フクロウやオオハシとも触れ合えるらしいが、閉園間際で残念。

 

話は前後しますが、10/21夜、松江市内でジャズライブに行きました。、
ウェザーリポートと言うお店で、毎週レコード鑑賞会が行われ(ガウスの大型スピーカーをマッキンで駆動)、時々ライブもやってる。

石川翔太(フルート)、歌島昌智(ピアノ)のデュオ。
珍しい編成、久々のライブそれも旅先のせいか、前半は音が入ってこなかった。
後半、ようやく耳が温まり奏者もギアを上げたのか、音が気持ちよくなりだした。
「ユー・ドント・ノウ・ホワット・ラブ・イズ」はドルフィーばりの熱演。

ライブ開演前、「今宵は遠路札幌からもお客さんが来ています。
来演を誘っていたけど叶わなかった札幌のピアニスト福居良を1曲かけます。」という件があった。
照れながら会釈をしたオラ。
ガウスでレコードの音も聞けました。
(中高音は生々しかったが、ほぼピアノソロだったので低音は不明・・)

 

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出雲方面歴史ツアー①

2022年10月25日 | 日々のこと

10/20 朝、千歳空港を発し、まず伊丹空港に。
待合時間を利用して伊丹駅前の有岡城趾に。
わずかに石垣が残るだけでした・・
世評では残念な武将とされている荒木村重だが、
伊丹では地元の有名人的扱いなのか、こんな商品も。


出雲空港着、松江のホテルにチェックイン。今回は同じホテルに4連泊。
ワクチン接種証明を提示して、宿泊代割引適用され4泊で14,000円、クーポン11,000円分ゲット。
実質3,000円で泊まれたことに?

10/21 出雲へ。
居合の先生達は出雲の親戚に会う予定があり、
オラは松江フォーゲルパークで念願のハシビロコウを見に行くつもりでした。
でもその親戚と言うのが、出雲国造・出雲大社宮司の千家尊祐氏(いとこの子どうし位の間柄??)。
一昨年、不伝流が出雲大社で奉納演武をさせてもらった。
その時、千家氏が体調不良で会えなかったのでお礼とお見舞いをするため、今回の訪問となった。
先方から「何人で来られているのですか?」
「5人ですか、では皆さんご一緒にお越し下さい。」とお招きがあったと。
よそ様の親戚付き合いに絡むつもりは無かったし、
「天皇と並んで歩く様な、とんでもない家柄のVIPに、北海道の流れ者の末の信仰心もリスペクトも無いオラが会うだけでも失礼になるし、よその家の親戚の爺ちゃんよりハシビロコウに会いたいのです。」と先生に申し上げた。
「きっと5人来る前提で何か準備していると思う・・任意なんだけど、トリ見に行ったというのは・・」と先生。
するとオラと一緒にトリ見に行く予定だった居合の先輩が、
「ハシビロコウはまだ全国に数羽いるけど、出雲国造さんに会えるのは二度とない、こっちの方がレアじゃねえ?」
(もう少しまともな言い方してたと思う・・)
「そっか、オラを待ってくれている人がいるのなら、お目にかかろうではないか!」
出雲大社のVIP応接室に通され、面談する。
穏やかで、柔らかいオーラに包まれた感じの方でした。
出雲大社の一般人の立ち入れない領域まで、ご案内していただきました。
名所、旧跡も良いけど、人の出会いが一番なのかもしれません、縁結びの神様の”何か”を感じたのかな?


出雲大社にはうさぎの石像がいっぱい。
天満宮にあったうさぎは、道真公を模したのか。


稲佐の浜で砂を拾い、出雲大社で「お清めの砂」と交換してもらう。
この砂は厄除け効果絶大で、家の四隅に撒いたり、身に着けたりするそう。

昼飯は、オラ以外は出雲割子そば、オラだけ出雲やきそば。
味無しで炒めた焼きそばに後からウスターソースをかけて食す方式。
麺の触感は良かったけど、まあ想定内のお味。

 

 

 

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ぺレス・プラード「ヴードゥー組曲」

2022年10月17日 | ジャズ、音楽

10/20~10/24、出雲方面に居合仲間と出雲方面歴史ツアーに行きます。
松江、出雲は一度訪れておりますが、
不伝流は松江藩のお家流で、また居合の先生の親戚もおられ、縁深い土地で再訪となりました。
荒神谷史跡、西谷墳墓群、須佐神社、米子城、月山戸田城等まだ行っていない所がいっぱいありますし・・


先日の大阪のオーディオショーで、現代スピーカーの音のスムースさを実感。
比べて我が家のオーディオのメインシステム(スピーカー、アダムF7)の音がきつく感じた。
ツィーターのレベルを下げ、椅子を前に出してスピーカーとの距離を縮め、スピーカーをやや内ぶりにしてみた。
するとどうでしょう、きつさが和らぎ、低音量でも量感を楽しめ、定位が定まりました。
古いモノラル録音でも、細部が聞こえ、モノラルなりの立体感(楽器の前後)を感じる。
セッティング、使いこなしで音が変わるのは、オーディオの会で幾度となく経験しておりますが、
案外自分の家ではぞんざいになっていました。
実はオラは、それ程”音マニア”ではないのかな・・
これが現システムの限界の様な気がします。
音源に何が入っているかしっかり聞き取れるそこそこの音質だとは思いますが、
高級オーディオの”澄んだ高音”を知ってしまうと・・・

今回聴き直して、驚いたのがぺレス・プラード「ヴードゥー組曲」。
古くてチープな音質と決めつけ、ちゃんと聴いていなかったのですが、
上記のように聴こえ方が変わると、ペレス・プラードの素晴らしさがよくわかりました。
日頃、いい音楽は機器に左右されない、小さなラジオでも良いものは良い!
高級オーディオでしか聴けない音楽はクソだとほざいていましたが、
一定水準の装置で聴いてしっかり理解し”視界が開ける”こともありますね。

ペレス・プラード、マンボの王者ですが、
ここではジャズ的な要素もあり、ガレスピーなどのジャズマンが憧憬していた”アフリカ”を
探求しています。
ブラック~ワールドまで大きな視野を持っていたことがわかります。

 

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刀剣鑑賞会(平安刀)

2022年10月11日 | 居合

10/10 キャビン大阪屋のオーディオフェアーを覗いてきました。
どれも美音だけど、お値段がなあ~
「トップモデルは2000万円です。」というアンプメーカー、どんな部品使うとそんな値段になるのか・・
そんな中、大きさも価格も現実的な設定で、真面目な音質のテクニクスに好感を持ちました。
某ブースのスピーカーに疑問、大した音量でもないのに20cm位のウーハーがブワブワ動きまくってる。
色んな技術的アプローチがあるのだろうが・・制動の効かない膨らんだ低音がまろやかさにつながるのかなあ?
レコードをかけているブースが多かったけど、今になって”アナログの復興”というのもなあ・・
客はお爺ちゃんばかり、オーディオ界の将来は・・
高級イヤホンは売れているから、音にこだわる若者はいるはずだがそこを取り込む気力体力は業界に残っていないのか・・

TAOCのインシュレーターと「マイルス・イン・ザ・スカイ」のオリジナル盤が最後まで気になったが
買わなかった。
TAOCのインシュレーター、効き目はあるのだろうが、
今自分のシステムを”鋳鉄で制振”する必要があるのか判断できなかったので見送り。
マイルスのレコード、高校時代に買った国内盤は傷だらけで、相当迷ったが、
ここで中古レコードに13,800円を出してしまうと今までコスパで音楽を探求してきた(そうなのか??)、
おらの生き様がぶれてしまうと考え断念した。
”ビンボ”が染みついているのか・・・

 

10/8 居合の先生宅で刀剣鑑賞会。
今回、初めて秘蔵の一振りを見せていただいた。
九州の戦国大名の末裔が所有していた平安時代作と思われる
オリジナルから若干擦りあげられた直刃の太刀、国宝級の有名刀にとてもよく似た姿かたち。
この上なく優美だけど戦った跡がある、峰に20か所以上の受け傷、刃の上部が1か所欠けている。
どう見ても公家か京都界隈の高級武士しか持てそうにない・・
敵の攻撃を何度もかわしながら闘い続けるだけの技量の持ち主・・
平家の誰か?源平の頃は、そんなに刀は使わないか・・
ならば足利義輝とか???

70cm以上あるが、持つと重さも長さも感じない。片手でも扱えそう。
刃紋・地金も見どころ満載だけど、兎に角フォルムに見とれてしまう。
手にすると心がふるえる。こんな刀は初めて。
(その夜は興奮して寝つきが悪かった・・・。)

※写真上の太刀拵が今回見せてもらったもの。
 下も平安期の刀だけど・・・

 

 

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アルバート・アイラー「スピリチュアル・ユニティ」

2022年10月03日 | ジャズ、音楽

先日、古書や不要CDを処分した際に、発見(?)してしまったCDコルトレーンの「サンシップ」。
7月にカレー屋さんで聴いて気に入って、中古LPレコードを買った・・・
既にCDで保有して聴いたことがあるのに、
「おおっ!!これはいいぞ!」といきんでレコードを買ってしまうオラ・・・
ほんとに音楽を聴いているのか?
持っている音源忘れてしまうようになったのか?
もうこれ以上音源増やす意味は無いのか?
まあ、これはこれで、何聴いても新鮮でイイノカモ・・・

10/2は久々に爆音鉄工場にお邪魔して、耳キーンになるまで聴かせてもらった。
前掲「サンシップ」やファラオ・サンダース「テンビ」やアーチー・シェップ等、
ジャズの家系(?)の割合が多く、締めはアイラー。

最後にアイラーかよ!!と思ったが、爆音で聴くアイラーは予想に反してやかましく無かった。
ピーコック(b)とサニー・マレー(ds)が溶鉱炉から溶けた鉄が流れる如く熱くエネルギーを
放射し続けている中にアイラーがすうっと入ったり出たりしている感じに聴こえた。
アイラーが冷静に間合いを図りながら演奏している感じ。
(演奏が過激でも、奏者が”興奮状態”というわけでもないのですが。)
自家だとアイラーのサックス中心でグイグイ行っている感があったが、爆音で聴くと、
奏者間の距離が見えたような気がしました。
音量や装置で、作品の解釈が変わるのは、微妙なところですが、
作品にまつわるエピソードを知ったり、着目点を変えるだけで、作品の評価が変わることがあるので
これも音楽鑑賞の面白みなんでしょうね・・・

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