会社の健康診断で”僧帽弁閉鎖不全の疑い”で要再検となった。
検診時、いつもなら爺さん医のおざなりな診察だけど
青年医がしつこくオラの胸の音を聴いて、「異音がしますねぇ~」と言ってた。
今日午後、専門医で検査。
「最悪、心臓弁手術かあ」とぼやくと
嫁は「もう十分生きたのだからジタバタするな。」と言った。
どういう意味?
8/29のカレー屋五〇堂さんのジャズ喫茶営業は「パット・マルティーノ特集」。
えっ?!この人で特集?ちょっと意表を突かれた感じがしたけど、聴いて納得!
白人でありながらコテコテのオルガンバンドからスタートし、
ウエス・モンゴメリーを敬愛しながらも全く独自のスタイルを確立し、
通常のスタンダード曲に留まることなく意欲的な作品を多数生み出した。
ところが脳の病で記憶を失い(ギタリストであることすら忘れた・・)
10年近いブランクを経て復帰を遂げた。
ブランク中、ギターの弾き方から教わることから始めたというが、
そんなんで”パット・マルティーノ”に戻れたというのは・・・
奇跡の人・・
以前の取りつかれた様な感じは薄れ、復帰後はややまっとうで(?)落ち着いた感じがするが
紛れもなく、やっぱマルティーノなんですよね。
記憶を失った時、
「自分は何者なんだ?」
「かなりヤバいギタリストだったのか?」
「いっそ別の弾き方してみようか?」
「別の音楽やってみるか?音楽止めるか?」
いろんな葛藤があったに違いないが、結局”自分を取り戻す”ことにしたのかな。
パットの一番の人気作の一応オリジナル盤です。(傷多い・・)
何と言っても”サニー”が良いけど、全編熱量が多くパットの執拗さに満ち溢れております。
(誉めております!!)