にゃおん・ざ・こーなー

北国に住む、猫とジャズが好きな親爺の日々。

「ターキッシュマンボ」再聴

2008年05月23日 | ジャズ、音楽
DAC導入に伴ない、石田幹雄の新作を聴きなおしてみた。
ありゃ?!違って聴こえるぞ。空間が拡がり、ピアノがコリコリと気持ち良くなり、ベースもビヨ~ンと懐が深くなった。
先日「せわしない」なんて言ったけど、違いました。充分ノビノビやってます。
やや網羅的で1曲の演奏時間が短く物足りない感がありますが、お披露目作として、良い作品だと見直しました。

それにしても、ちょっと器材替えただけで、音楽の聴こえ方が変わるというのは、オーディオの醍醐味である反面、機械で音楽の評価まで変わるというのは如何なものでしょう。きっと感性の優れた人は瞬時にこの作品を理解し、鈍いおらはようやく本作の良さを垣間見れたのでしょうか。(その意味では機械を良くした甲斐があったのか・・)

機械にこだわっているおらですが、「ラジカセで楽しめない音楽はダメ音楽」という考えもあり、敢えてローファイで聴くことで、録音状態に捉われず=時代に捉われず音楽の本来価値を見極めることができると思う。

オーディオマニアはパーカー聴かないでしょう、多分。
オーディオマニアの試聴盤はおらから見てろくな物が無いし、ライブにもあまり行かない(様な気がする)。
好きな音楽をより良い音で楽しむための機械が、いつしか機械の微妙な差異を楽しむために音楽をかけるという行為になる。
人それぞれだからいいのか・・・
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