にゃおん・ざ・こーなー

北国に住む、猫とジャズが好きな親爺の日々。

大友良英、クリス・ピッツィオコス

2017年09月27日 | ジャズ、音楽

9/26 PROVO

これも札幌国際芸術祭のひとつ。
このひと月で大友参加のライブ4本目。これでノイズ祭りも終わりか・・・

・Filament:大友良英 (ターンテーブル)Sachiko M (サインウェーブ)
  耳キ~ンとくるサインウェーブとターンテーブル(と言ってもレコードはほとんどかからない)。
  割と静かなノイズ(?)、張る部分がない。いい演奏なのか・・・?
・大友良英 (ギター) × クリス・ピッツィオコス (サックス)
  ニューヨークから気鋭のサックス、ピッツィオコスが参加。
  平然と涼しい顔でとんでもない音を出す長身の若者サックスには驚いた。
  ノンブレス等のサックスあらゆる技巧を駆使しながら、大友の発する電気ノイズとぴったり同調した音を出す。
  人間が奏でる生音かあ?  
  かなりやんちゃなフレーズ(?)の連続だけど音色が綺麗。
・大友良英 (ギター) × 山崎比呂志 (ドラムス)
  高柳昌行と共演歴があるというのだから、かなり高齢だと思うが全く感じさせない山崎ドラム。
  この世代は一味違うのか・・

・大友良英 × Sachiko M × 山崎比呂志 × クリス・ピッツィオコス
  最後は全員、やっぱサックスすげえ!
  おらの耳にはサインウェーブ全然聞こえません・・・

演奏終了後に、酔っ払った”やから”のあんちゃんが主催沼山氏にむかって
「おいっ!ジジイ、芸術ってなんなんだっ!」と怒鳴る。

すかさず大友氏「そんなもん、わかんねえんだよっ!!」

やから、「ちっ!やってられねえ!」という一幕が。

「なんだこの野郎!」と思いながら、やからの袖口から刺青が見えたので目をそらして何食わぬ顔で会場を後にした。

考えてみれば、満員の客の中でこのけったいな音楽を直ぐに受け容れられる人はどの位いるのだろう?
通ではないが、かなり大友のライブを観ているおらでも、いまだに良いんだかどうだか分かりません。

まあこの種の音楽は”あそこのあのノイズよかったねぇ~”なんて言われたら終わりなのかもしれません。
何だこれ?と思っているうちに、自分の領域が拡がっていくのかしら?

やからの発したあの言葉はまさに、札幌国際芸術祭2017の テーマ「芸術祭ってなんだ?」そのものであり、
ある意味大友氏の目論見は成功したのかもしれませんね。
(案外素直な奴だったのかもしれない・・)

 

コメント (2)
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アジアン・ミーティング・フェスティバル

2017年09月26日 | ジャズ、音楽

芸術の森 9/23~24

札幌国際芸術のメインイベントだと思われるライブ。

Dj sniff(香港)イ・カホ(クアラルンプール)、C・スペンサー・イェー(ニューヨーク)
大友良英(東京)カリフ8(マニラ)グエン・タン・トゥイ(ハノイ)張惠笙(台南)
ムジカ・テト(ヤンゴン)アーノント・ノンヤオ(チェンマイ)ユエン・チーワイ(シンガポール)
アジアン・ミーティングのツアーメンバーに

23日は灰野敬二(東京)勝井祐二(東京)宝示戸亮二(札幌)吉田野乃子(岩見沢)が参加。

24日はオーレン・アンバーチ(メルボルン)湿った犬(札幌)、高橋幾郎(札幌)、テンテンコ(東京)が参加。

ノイズ大会と言うほどノイジーではなかった。
ノイズ、インプロやる人は案外繊細というか音がどう響くか常に考えてやっている(はず)なので
それほど破天荒にはならないのだ。

こういう場に慣れたのか灰野氏を面前で観てもそれほど驚きも無く、まあこんなもんか~というのが当日の印象でしたが
何故か今日になってジワジワと来ています。(何が?)

ありきたりの”いえ~!”という気持ちには全くなれず、どこが良いのかさっぱりわからない、説明できない音楽。
でも用意周到なものと間逆の出たとこ勝負、1回の出会いのガチなセッション。
あの”場の空気”が気に入ったのか?

一番ドキドキしたのは、灰野氏が身をくねらせて唄う(?)度にマイクスタンドがテーブルに当たって
グラグラ揺れてテーブルの上にあったエミール・ガレ風(ホンモノ?)のきのこ型のランプがポンポン動いて落ちたら
大変~と心配したこと・・・

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一夜限りのジャズ喫茶 9/19

2017年09月20日 | ジャズ、音楽

9/22はオーディオ同好会

9/23~24は芸術の森でノイズ大会

9/26は大友良英のライブ

9/29~10/2は恒例の沖縄ツアー

おおっ!遊びに忙しい日々!

 

カレーの五○堂のジャズ喫茶営業、今月は第3火曜日。

今回は「ヨーロッパのフリージャズ」
雷雨の中、ブロッツマンなんぞを聴きに来る物好きはそういないだろうと思っていたが、 いつもより客が多い!
なんで?2度と聴けない稀少価値ゆえ?
確かに、ほとんど聴いたことが無いレコードばかり。
どれ聴いてもハードな音ばかりですが、長居してもあまり疲れない。
どこか乾いた感じ、コルトレーンのように入り込んで来ないのね。
デレク・ベイリーが参加した作品は、メンバーが相当吟味して音出してる感じで、一味違いますね。

毎日聞ける(聞けるか?)音楽じゃないけど、”フリーの志”は永遠にフレッシュなのかしらん

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アベルジャズ

2017年09月15日 | ジャズ、音楽

仕事で旭川に行った。

昼飯は当然らーめん。
「バオバブの木にバナナがなった」という変てこりんな店名の店に入ってみた。

スープが「豚骨+魚介」と「豚骨+じゃがいも??」と選べる。
チャレンジせずに「魚介」の醤油」の「あっさり」をオーダー。
店名に似合わず正統派旭川!おいしゅうございました。
次回は「じゃがいも」ですね。

旭川唯一らしいジャズ喫茶(バー?)に寄ってみた。
数台分の駐車場もあり、車で立ち寄るには都合が良い。

なかなか広い店内、スピーカーの上は吹き抜けになっており大きい空間で響きも良さそう。
JBL系のスピーカーが何種類も並び、アンプもマッキンなど数台ある。

でも鳴っているのは、大型バックロードではなく業務用のパワーアンプで4312とランサー。
2組のスピーカーを重ねてタンデム(?)で使っているのか、低音はランサー、中高音は4312?

ゴリゴリした低音やドラムの迫力はあまりない。
大きな空間にホーンがトローンとした音で鳴ってる。
この空間の音なんでしょうねえ。
ずっと聴いてても疲れないけど、熱くならない・・・

ちょいと車で立ち寄れるジャズ喫茶、札幌にあればなあ・・・

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大友良英at三岸美術館

2017年09月12日 | ジャズ、音楽

 9/8 三岸好太郎美術館

札幌国際芸術祭、パスポートあるのでモエレ沼、金市館などの展示を見た。
木彫りの熊は良かったけど、それ以外はねえ、ちょっと面白いけど金払う程じゃねえなあ・・・
アートだってコスパはありますよね。人様に金と時間を使わせた以上はそれなりのもの見せて欲しいです。
”見るに値する”ものを提供して欲しい・・・
ある展示会場ではやらかしてしまったようだし・・
この程度のものに札幌市が公金(5億円?)ぶっこんで大丈夫なのかあ? 

まあ札幌市のイベントなんてろくな物無い中で、市が”ノイズ祭り”をやるなんてもう無いだろうし、
おらの好みに多少合致する部分があるので、この際できるだけ楽しもうかと・・

これも札幌国際芸術祭のイベントのひとつ。
資料館、OYOYO、三岸美術館など、おらの勤め先(西11丁目)の徒歩圏で行われるのなら、つい行ってしまいます。
「大友良英アーカイブ お月さままで飛んでいく音 + 三岸好太郎ワークス 飛ビ出ス事ハ自由ダ」のスペシャルライが 入館料500円で!
展示は大友の個人史的なもの、中では高柳昌行のビデオが興味深かったかな。
ライブはその高柳の愛用ギター、ギブソンES175(?)でのギターソロから始まり、途中でテニスコーツの二人が乱入するというもの。


1時間ちょいだけど、まずまず楽しめました。 ノイズ慣れしてない観客に対して、けっこう攻めてた。
ご威光があればノイズも受け容れられるのかなあ?

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アート・ペッパー「Roadgame」とか

2017年09月05日 | ジャズ、音楽

安く買えたと思ってたルノー・ルーテシア。
右前タイヤの片減りがひどいのでサスを調整し、タイヤを交換、8万円。
タイミングベルトの交換が14万円とけっこうなかかりで・・・
まあそれでも猫と同じで一度愛着覚えたら、自分の愛車であり、独特の乗り味は捨て難い。
今日はオイル交換、エレメントが3,500円もするので5,000円近くかかってしまった。普通ですか?


自動車工場に猫がいたので、作業待ちの間かまってみた。
警戒心が強く、あまり触らせてくれなかった。
前足とお尻をポンとワンタッチしたら、逃げてしまった。
工場主に「嫌われちゃった~、あまり触らせてくれません~」と言ったら
「え゛~、触れたんですか?!私でさえなかなか触れないのに。他人はほとんど寄せ付けないんですよ。凶暴だし。」
と猫にやられた腕の傷を見せながら言う。
「う~先に言って下さいよ~、もの凄い爪生えてたし・・」

 

北19条の中古レコード店「Be倶楽部」が現店舗をいったんクローズするのに伴い割引セールをやっているというので
のぞいてみた。
移転予定らしいが、数少ない中古レコード店なので是非再開して欲しい・・今まであまり利用してなかったけど・・

ペッパーのライブ盤を選択。
亡くなる1年前の81年、ラストアルバムではないが最後の煌めきを捉えた作品。

ペッパーについては岩浪洋三氏が仕掛けた”前期vs後期の論戦”というのがあった。
どう見ても前期にピークがあったのは間違いないけど、ジャズはプレーヤーの一生をしみじみ味わうものなので
議論したところで意味が無い。
後期もそれなりいいぞ!という岩浪氏の仕掛けだったと思います。
本作もそれなりに良いです。
毎晩こんなレベルの高い演奏してたんだろうんな、翌年亡くなるなんて全く思えません。
盤質もいいです。
リアルタイムで聴いたら、普段着のそれなり"普通”のペッパー作品として受け止めたに違いない。
でもこれがかけがえのない”普通”であったことが失ってから痛感する。

 

もう1枚ガトー・バルビエリ「The Third World」

一世を風靡してジャズ界からどこかに行ってしまった感があるが、
”フリーとワールド”を合体させた先駆者だったんですね。
”まあまあだけど、やっぱこの音色、くどい・・”というのが1回聴いた感想・・

 

 

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北見、旭山動物園

2017年09月01日 | 日々のこと

妻方面の法事で8/27は北見で1泊。
北見と言えば焼肉っしょ!ということで有名店を訪ねる。
ところが予約で満席と3店で断られる。
え゛~、日曜の夜の北見の飲食街は閑散として人影もまばらというか誰も歩いていないのに・・・
仕方なく韓国風の焼肉店に。
空いている店で、ちょっと不安でしたが、とてもおいしゅうございました。
焼肉レベルの高い街であることがよくわかりました。


翌8/28は十数年ぶりの旭山動物園に。
8/15の円山動物園に続き、ZOO好き初老夫婦?
円山ではあまり聞けない観客の歓声が随所で聞こえる。
優雅に泳ぐ水中のカバ、頭上を歩くレッサーパンダ、運動能力を見せ付けるテナガザル(若者が思わず”かっけ~”)・・
ここは一味違いますね。 形は真似できても、人の熱意はねえ・・・

高速道路を使わず、浦臼のワイナリー(広大なブドウ畠に驚き!)に寄ったりしてのんびり帰札。

※写真は旭山動物園のガチャガチャでゲットしたスノードーム。

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