にゃおん・ざ・こーなー

北国に住む、猫とジャズが好きな親爺の日々。

オバマ、ハンコック「プリズナー」

2008年10月31日 | ジャズ、音楽
野田聖子のせいで蒟蒻畑がもう食べられなくと思い、今までほとんど喰ったことないくせに、3袋買い込み食後のデザートとして楽しんでおります。
餅やごはん、パンでも詰まって死んでるわけだし、物食うのも生き物としてのリスクであり、自己責任であるから、マンナンライフは気の毒というのがおらの見解である。

11月4日の米大統領選挙、オバマが有利のようだが本当に黒人大統領が誕生するのだろうか?
根深い人種や宗教の壁を打ち破れるのだろうか?
ブッシュは論外だったが日本にとっては案外共和党政権の方が良かったりする場合もあるので、政治的には微妙だけど、長年ブラックミュージックを愛好し少しでもアメリカ黒人史を覗いた者としては、オバマ当選は画期的なことになると思います。(暗殺されないか心配ですが。)

オバマが黒人サイドだけの代表と捉えられないように、もの凄く気を使った選挙運動をし、黒人達も「ふん、あいつはたまたま色が黒いだけで、ブラックの代表と言うわけではないぜ。」という態度をとってきたようですが、本音は全然違うのでしょうね。
前回のマイアミのこともあり、米国ですら選挙は何が起こるかわからないので(こんなやばい国が親分面してるんだな)どっちになるかわかりませんね。

そんな時に聴くのは、おらがハンコックの中でも好きな作品「プリズナー」。
以前にも取り上げたましたが、1曲目の「I have a dream」(暗殺されたキング牧師が聴衆に向かって何度も叫んでいたフレーズ。)に特別な感慨を抱きます。
オバマの当選でキング牧師の夢は少しでも叶えられるのだろうか?
free at last?
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ソニー・ロリンズ「ワークス・タイム」

2008年10月30日 | ジャズ、音楽
今日は自転車で出撃。もう乗り納めかなと思いつつ、ゆっくりと走って来ました。
あ~もう直ぐ雪と氷で覆われるのかと思うと、侘しくなりますね。

先日レンタルしたロリンズのRCA2作(「橋」「プレイズスタンダード」)は、ジャズアルバムとしては悪くないものだが、ロリンズの楽歴から見ると、あの「サキコロ」でいきなり極めてしまい、行詰ってしまったロリンズが開き直り的に吹っ切れ、「え~い、吹きまくってしまえ~」路線への転機のものであり、それに抵抗を覚えたのだろう。
かつて同時期の「ドントストップザカーニバル」という作品の脳天気さに腹が立って売り払った覚えもある。

試しに「ワーク・タイム」を聴いた。
プレステッジレーベルらしい、どうでもいい(というかひどい)ジャケットデザインのせいかアルバム全体もゆるいと思い、そんなに聴いていない作品だったが、やっぱりジャズマンとして洒脱なのは絶対こっちですね。

でもロリンズがスターとして喝采を浴びるのはRCA以降なんだろうなあ。
お祭り状態でブリブリ吹きまくり、毎日モリタートをやっても平気、興行としては大盛り上がり!
(「カッティング・エッジ」くらいまではOKですけど、後期のものは今は聴けないなあ。)

命そのものを燃やしセミのように夭逝してしまう人が多いジャズ界にあって、ロリンズは稀有な存在であり本人もそれをある程度自覚し過去の自分と折り合いつけながら演奏活動を続けてきたんですね。
そんなロリンズ嫌いじゃないけど・・・・
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車谷 長吉「物狂ほしけれ 」

2008年10月29日 | 日々のこと
今朝は晴れているけど、自転車通勤はしませんでした。通勤で寒さと闘ってエネルギー消耗するわけにもいかないし、しんどいことを敢えて求めることもないし。それでも自宅から北24条まで歩いたり(30分)してますが。
徒歩、地下鉄通勤だとCD聴けるので、これもまた楽し。(危ないので自転車では聴いてませんでした。)

図書館で未読の車谷作品を発見したので借りた。
車谷は何を読んでも暗く陰鬱な世界で、最近は自分の過去をくどくどと繰言のように述べていることが多いが、何故かおらを引きつけ読まずにはいられない。
金も名誉も要らないというか兎に角貧乏、直ぐ死にたい、人生に意味なんか無い、自分は毒蟲等など、堕落、業、諦観に満ち溢れた車谷ワールドだが、それでも生きる車谷のしたたかさ、悲観ではなく楽観というか達観、清貧を装った強欲、世捨て指向といいつつブランド信仰なんかも垣間見えてくる。

本作は徒然草を題材にした前半、後半は自身の作品や過去を取りまとめたようなエッセー。ここでも同じようなことをくどくど述べているが、車谷の人生観が濃密に凝縮されている。
「年老いることは、身体障害者になっていくことである」
「いまの日本には、生き甲斐もなければ死に甲斐もない。ただのっぺらぼうに生きて、死んで行くだけである。」
などと言い切りながら、悶々と生き、ズボンの前を開けっ放しに暮らすこの作家の生き様はどこまでが”作品”なのかよくわからない。
このタイプの作家は彼が最後であろう。
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ツタヤにて

2008年10月28日 | ジャズ、音楽
日曜日の昼下がり琴似のツタヤに行った。当初は本が目当てだったが、食指が動く本がなかったので、レンタルコーナーに。
「確かレンタルCD5枚で1000円」と思い込み、吟味して時間をかけて(けっこう借りまくったし、あの在庫ではじっくり捜さないと聴きたいのがみつからない・・)とセレクト。

レジで、「5枚で1750円です。」と言われどっと汗!
『あれっ?今日は違うのか!時間かけて選んだし、今更50歳オヤジがびびってキャンセルするというのもなんだかなぁ~、そうだ夕方また出掛ける用事があった、せめて当日返しにすれば・・・』
「あっ、ごめん当日返しだった。」
「当日返却ですと1400円になります。」
う~、勝手に1000円と思い込み、1750円に狼狽し、それを当日1400円にして最悪の事態は回避したと妥協、納得している自分のせこさ加減がたまらなく情けない。

借りた5枚
1アート・ペッパー「+11」
 未聴、前期のペッパーということで。ペッパーは最高だけどビッグバンド編成が邪魔。
2ソニー・ロリンズ「プレイズスタンダード」
3ソニー・ロリンズ「橋」
 聞き漏らしてたし、マイワンアンドオンリラブだし、ジム・ホールだしということで。雲隠れ後の吹っ切れたブロウともいえるが、あの緻密なロリンズはもういない。
4イリアーヌ「ベスト盤」
 ボサノバの名曲オンパレード、試聴したらいけたので。やっぱベスト盤はあかん。良い曲が並ぶが通して聴くと 引っ掛かりどころの無い作品。お店のBGMみたい。
5アストラッド・ジルベルト「おいしい水」
 ボサノバの定番。期待どおりは本作だけだが、こう冷え込んだ季節のボサノバは侘しい・・・

なんだかなあ~。
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ローランド・カーク「A Meeting of the Times」

2008年10月27日 | ジャズ、音楽
いきなり寒くなりましたね。胡散臭い妙にぬるい日々が続きましたが、やっぱり冬は来る。
枯葉が降り注ぐ北大構内を自転車で走る。で、ある区画を通ると汗臭いような臭いがして、思わず自分の体をクンクンするが自分ではない。銀杏かなと周囲を見渡しても銀杏の木は無い、何の木なんだろう・・・・
銀杏の強烈な臭いに、どこか懐かしさを感じるおらは変でしょうか?
素手で触るとかぶれるといいますが、おら平気だし・・・

今朝、聴いたLP。
そう月曜の朝っぱらからカークです。アル・ヒブラーという男性歌手との作品で、どう見ても夜の音ですが、ハンク・ジョーンズのピアノトリオバック(ベースのロン・カーターも張り切ってる)に唄伴ということでゆったりしたカークが聴けます。

ヒブラーというおっさんの唄声、良さがさっぱり分かりませんが、この人エリントン楽団に8年間も在籍したスターボーカルだったらしいです、米国人のツボにははまるのか?
カークの演奏自体はゆったり目ですが、聞き流しているとワンホーンとは思えないもっと大きな編成の作品の印象を抱きます。
B面は最後の曲以外は、ボーカル無しのピアノトリオにワンホーンでリラックスした感じ。
力作ではないが気軽にカークを楽しむには手頃な作品。

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札幌観光

2008年10月24日 | 日々のこと
先日、嫁の姉が内地から来た。モエレ沼公園を散策し、語り合って、楽しかったという。
おらはモエレ沼はまだ造成中の未完成のときに行ったきりで、仕上がりは見ておらずどの程度イサム・ノグチなのか知らんです・・高校時代に沼のほとりで地中の生物調査で2mくらい穴掘ったことあったなあ、ミミズくらいしかいなかった・・・

嫁と「客を地元民として札幌の何処を案内するか?」という話になり考えた。
風景としては、市立病院付近の北大農場越しにみえるJRタワーがシュールで好きなだけど、通過するだけだし、北大構内散策、道庁、大通公園、大倉山、旭山、藻岩山、羊が丘、ビール園・・う~ん・・・

おら自身が歓びそうなコース、北大構内~大通(とうきび、高くてそんなに美味くないけどお約束)~千歳鶴(地酒だし・・)~ラーメン~ジャズ喫茶めぐり(ジャマイカ、ボッサ、エンジェル・アイズ等)~ディスクエバンス(普段はあまり買わないけど旅の思い出にLP1枚、路面電車にのって)~晩飯(海のもの)~ライブ(くう、ジェリコ等)、何だよ全然日常から脱却できてないじゃん・・・というか旅人と地元民との感性は違うからなあ。
東京に行ったおらが感動するのは名所より路地裏だったり、電車の中での江戸っ子の老人の会話だったりで、地元民にとって当たり前のことがよそ者には面白いわけで。

札幌ラーメンは何処が美味いのでしょう?昔からある福来軒?最近おら行くとこはほとんど旭川系だし・・・
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あ・うん、秋

2008年10月23日 | 日々のこと
あ~日ハム負けてしまった。今年を象徴するかのような2連敗。
結果論ですが1勝のハンデ背負いながら初戦にダルを使わず捨てたことが一因か、梨田監督は山本を初戦回避して破れたオリックス大石監督と同じ轍を踏んでしまった。
鶴岡の2番をもう一度見たかったなあ。

昨日は1日外勤、早めに仕事を切り上げジャズ喫茶「あ・うん」に行った。
久々で季節毎位にしか訪れていないが、その分今年は何をしていたかなあと考えさる。
自転車通勤、ライブはそこそこ、芝居も少し、ラベルブリュにはまる、といったところでしょうか。
変わり映えしない日々ですが、健康に暮らせるだけで充分でなのしょうか。

「あ・うん」に来る度にJBLの低音の豊かさに圧倒される。どうしても我が家のシステムと比較してしまうが、大音量出せる環境と空間が無ければ同じ機械を持ち込んでも不可能な訳で、現在の我が家のシステムに合理性や良い点もあるのだろうが、やっぱ低音がズドンと来ないとね。
きっと8畳間で似たような音出したければ、スピーカーは最新のモデル(低能率、小口径、バスレフ型、B&Wあたりか)を思いっきりハイパワーなアンプで鳴らすといいのかな?違うか・・・
中高音はそれほど金かけなくてもまずまずの音は出せる、低音をどうするかがオーディオの肝のような気がする。
大型スピーカーを大空間で鳴らすしかないのだろうが、8畳間でそれをどうするのかが日本のオーディオの実情ではないでしょうか。
それとも、それ故お金持ち以外はオーディオから離れてしまったのかな?


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ねじり猫

2008年10月21日 | 
昨日の阪神藤川、何故あそこで直球ストライクで勝負したのだろう?でもあの散り方も、また藤川らしいのか。
日本シリーズ、中日では盛り上がらないと言う人もいるが、金満巨人を粉砕した落合と、3位どうしの、かつ昨年のリベンジ戦というのも日ハムファンとしては乙な勝負のような気がする。(そうなるとプレーオフ廃止論議が高まりそう。)
って、まだ西武とようやく五分に持ち込んだだけでした。今日勝たないと涌井が待ってるし。

我が家の猫はあまり仲が良くない。それぞれ勝手な行動するのが猫ですからそれで良いのですが、昨日は珍しくメインクーン猫ふくとラグドール猫おくまがくっ付いて寝てた。
写真では判りにくいかもしれませんが、茶猫のふくは体を1回転(正確には270度位かな)捻ってから手を伸ばしています。体の柔らかい猫とはいえ、これであずましいのだろうか?

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芝居のべんと箱「八百屋のお告げ」

2008年10月20日 | 日々のこと
10月18日札幌「やまびこ座」

このやまびこ座は人形劇などの子供劇場で子供が小さい頃よく来たものです。
外であまり遊べない冬の手頃なお出掛け先になってました。腹話術なんかはおらも楽しめました。
今回は、以前知人が関わっていた劇団の4年ぶりの公演。

どんな話か全く知らず、タイトルから子供向けかな?と想像してたら、50歳半ばの中年女性達のもう若くも無いが、まだこれからがある年代のお話だった。
はじめはオバサンの話かあと、こちらのチューニング合わせにやや手間取ったが、やがてテンポが良くなりあっと言う間の2時間でまずまず楽しめた。

気に障ったこと。乳児を連れてきたバカタレがいた。
どうしたって無理だろ、途中でガキがむずがって退出してたみたいだけど、非常識、来んなよ、ガキも気の毒。
未就学児童を入れた主催側にも問題あり。

入場時にもらったチラシで、11月23~24日の弘前劇場の札幌公演を知った。行かねば!


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日本酒~芳水冷おろし

2008年10月17日 | 日本酒
ちょいと暖かい日が続き、年賀状のチラシに違和感を覚えていたけど、今朝は自転車のハンドルを握る指先が冷たく、北大構内の木々の葉もけっこう落ちていることに気付く。雪虫が口に入る。もう直ぐ冬か・・・

今年は手作りビールに挑戦し、瓶確保のため瓶ビールを飲んだり、缶ビールいっぱい戴いたりでビールばかり飲んでます。それでもこの時期になると日本酒も飲みたくなりますね。
徳島県の芳水酒造の備前雄町で醸された純米酒。しっかりした重めの味わい。
いやぁ、久々の日本酒効きますね、ほんのちょっとでヘロヘロになります。
今年は灯油節約の為、室温を更に低めに設定する予定なので、熱燗ちびちび飲って体を内側から温めることが多くなりそうです。
・・って、酒の方が高くつくだろがぁ!
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