にゃおん・ざ・こーなー

北国に住む、猫とジャズが好きな親爺の日々。

トーマス・スタンコ「ロンターノ」

2008年05月21日 | ジャズ、音楽
天気がよくなり、自転車に乗れる。
初めは尻が痛かったけど、固めのサドルにも慣れてきた今日この頃、雨だとつまらない。
休日にボルトの増し締め、注油等のお手入れをしたら、とても滑らかな走りに、この辺敏感ですね。
見た目は小振りのママチャリだけど、パーツはスポーツ車並だけのことはある。

タワーレコードでECMレーベルのワゴンセールをやっていた。
ミロスラフ・ヴィトスやエグベルト・ジスモンチ等に目が行きつつ何故か知らない本作を手にしていた。聴いたことないし、ケニー・ホイラーと区別つかないし、ただネットでちらっと見たどこぞの音楽ファンのブログで触れていたことで名前が頭の片隅にあっただけなのに、最近ECMの独特の音がやや鼻につき、ECMなんてどれも似たようなものだべと思いかけていたのに・・
それでも久々に衝動買いした未知の音楽に対するワクワク感を自宅まで持ち帰ることができただけでも、妙に嬉しかった。

なんでもポーランド出身のベテラントランペッターらしい。
エネルギッシュな高揚感とは無縁の抑制された演奏に終始したとてもECM的なアルバム。
ブリリアントな響きが売りのはずのトランペットなのに、スタンコはズズッと曇ったトーンで真っ赤に燃えずスモーキーなプレイ。
これは何かありそうなので、繰り返し聴く。静かな演奏なので夜に繰り返し聴いても嫁に怒られない。
何回か聴いたが、まだ「何か」は見つからない。
もしかして(言葉にすべきものは)何も見つからないかもしれない。(えっ!?)
コメント (2)
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