カワセミ側溝から(旧続・中岳龍頭望)

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

記憶力は伸びる、はず   記憶力日本一が教える“ライバルに勝つ”記憶術

2019-10-12 | 読書

記憶力日本一が教える“ライバルに勝つ”記憶術/池田義博著(世界文化社)

 表題の通りの本。著者はテレビなどにもでている著名人らしいのだが、僕は知らない。というか、記憶力に関する数々の選手権のようなものがあるらしく、そこで実際にチャンピオンになるような実力者のようだ。この本を読んでみると分かるが、そのような記憶力選手権に出るような人は特殊な脳の力のある人というより、このような記憶術を駆使して、地道にトレーニングして勝てるようになる競技のようである。なんとなくしか知らなかったが、そういうわけであれば、記憶力というのは鍛えようがあり、ある程度誰でもマスターできる方法なのであろうということで、読んでみたわけだ。
 実は記憶術のような本は、これまでもいくつかは読んだことがある。そうしてこの本の内容を読んでみても、特に目新しいことは無いことは分かった。しかしながら、そうであるからこそ、これらの方法はやはり王道なんだな、ということは分かる。やっぱり多少の訓練は必要だが、読みながら、なんとなくはやり方は覚えることはできるだろう。使いこなすには、練習が必要だが(特に数字なんかは)。
 実は最近とみに人の名前を覚えられなくなっているような気がしていて、改めてこういう方法を確認したかったというのがある。さらにやはり業界の用語だとか、新語の類に混乱がある。覚えるのが面倒だというのがあるし、なんとなく反発心のようなものがあるのかもしれない。単に年を取ったということなのかもしれない。
 ということで、この本を読みながらの時に会議があって、そのメンバーをこの方法で覚えてみることにした。会議の途中までで、ほぼこれはそれなりに簡単に実行できた。やればできるな、という実感があったのだが、数週間したら、やはり忘れてしまっていた(名刺と顔が一致しない、思い出しにくい人が居た)。実践力があるのは確かだが、やはり記憶の保持は別の復習が必要ということなんだろう(そういうことはもちろん書かれてもいる)。
 そういうわけで、やはり記憶力は日々の鍛錬が必要であります。要するに近道がないかというよこしまな心がありながら読んだわけだが、王道以外に道はなさそうだということが確認できた。まあ、頑張って鍛錬を積むよりありませんね。
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