カワセミ側溝から(旧続・中岳龍頭望)

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

あんまり来て欲しい訳ではないが

2012-07-10 | 雑記

 仕事柄仕方のないことなんだけど、営業の人が頻繁に来ることが続くと、本当に仕事に支障が出る。相手の方もお仕事なんだからむげに扱うことはやはり難しく、しかしだからと言ってぜんぶ付き合うのはやっぱり時間の無駄だ。多くの場合最初の段階で(つまり玄関先で)冷たくお断りすることが多くなる。この場を借りてごめんなさい。
 しかしながらいろんなタイプの営業の人がいるもので、こちらも何となく人間観察することがある。車から降りてすぐに唾をペッペッと吐きながら出てきて、玄関ドア(自動)をくぐるとガラッと爽やかになる人もいたし、逆にどうにも道に迷ったような顔をしながら歩いてきて、なかなかどうして押しの強い引き下がらない人もいた。いつも見ている訳ではないが、誰か来たのは分かるのだから、その様子から営業は始まっていると学んだ次第である。
 いつも来るような営業の人の中には、何の用事で来たか分からない人もいる。いわゆるハマちゃんタイプの人というのは本当に居るもので、他のスタッフとも馴染になっていて、一瞬一緒に仕事をしている風に溶け込んでいたりする。ある意味でプロなんであるなあと、ほんの時々感心する。
 ものを売り込みに来るのであるからある程度気合が入っているのは当たり前だが、妙に印象に残るというか、目に力のあるような人が居るのも確かである。そういう人は、何となく印象にも残っているもので、やはりお願いに行くというときは、そのような気合のようなものは大切かもしれないとは思う。もちろん人には相性のようなものもあるから、単に僕がそのような人を好ましく思っているだけかもしれないが、ただ件数を回っています、というような人が多い中で、たとえ簡単には仕事に結びつかないまでも、そのような心がけの人は、それなりに成果があって当然なのではないかと想像するのである。まあ、たぶんだけど。
 実際のところ欲しくないものを買うなんてことはない訳で、営業で勧められたからと言って、現在自分が欲しないものを買うような事はありえない。しかしながら考えてみると、最初は営業で会った人だったな、というようなお付き合いの人も居ないではない。つまりありえないと言いながら、やはりそうやってものを買う場合もある訳だ。もちろんタイミングだとか単なる運とか縁のようなものでしか説明がつかないのだけれど、要するに、絶対無駄ということはやはり言い難い。僕は営業という仕事をしている訳ではないのだけれど、やはり営業マンというのは、仕事の基本のようなところはあると感じている。相手から仕事を頂かないことには、仕事自体が始まらない。そういう意味では、疎ましく思いながらも、やはり営業マンには頑張って欲しいと思っております。
コメント
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