今・彼・歌う

2022-04-03 | 【断想】音楽

 チック・コリアの「ナウ・ヒー・シングス、ナウ・ヒー・ソブス」(1968 Solid State)
 チック・コリアが、新しい時代のピアニストとして脚光を集めることになったアルバム。
 わたしが持つ古いジャズ・アルバムのガイド本(昭和53年刊)には、「新主流派ピアニストとして脚光を浴びたチック・コリアのロングセラー盤」と紹介されている。
 後藤雅洋のガイド本(2010年発行)には、「・・・誰もがこの作品で明らかに新時代のピアニストが誕生したと認めた」とある。
 1968年のレコーディングであり、フュージョンが席捲しだし、ジャズ・シーンが変わってきた頃である。
 ジャズがジャズでなくなってきた頃とも言える。
 このチック・コリアのアルバムも、僕にとってはつまらなくなった時のもの。
 このてのものは、ほとんど聞かない。
 〈パーソネル〉
 チック・コリア(p)
 ロイ・ヘインズ(ds)
 ミロスラフ・ビトスウ(b)
  〈収録曲〉
 1.ステップス・ホワット・ワズ
 2.マトリックス
 3.ナウ・ヒー・-ナウ・ヒー・ソブス
 4.ナウ・ヒー・ビーツ・ザ・ドラム-ナウ・ヒー・ストップス
 5.ザ・ロウ・オブ・フォーリング・アンド・キャッチング・アップ
 このアルバムは、もともとは、以上の5曲が収録されていたようだ。
 しかし、わたしの棚のCDには、プラス8曲、計13曲が収まっている。