ブナの林を眺める

2007-08-27 | 【樹木】ETC
 以前、このブログでブナ科の樹木を属ごとに分けて記したことがある(平成19年6月21日)。わたしの住む多摩では、コナラ属の木は周りに見かけるが、ブナ属はほとんど見かけない。本州で、ブナ林ができるのは、標高700~1500メートルくらいのところということである。立山・黒部に行って、ブナ林を眺められたのもよかったことのひとつだ。泊まったホテルの窓の外にも、シロブナの木があった。
 ホテルのベランダにひっくりかえっていたのは、アブラゼミでなく、羽根が透明な蝉であった。

這い松の葉を撫でる

2007-08-27 | 【樹木】ETC
 立山室堂で、チングルマは木であると教えてもらった。教えてもらわないと分からない。そのあたりで、一見して木であると分かるのは、ハイマツ(這い松)である。普段、低地に住んでいては見られない木である。マツ科の常緑低木。折角だから、その緑の針葉を撫でてきた。

奥山は神のすみどころ

2007-08-27 | 【樹木】ETC
 かつて、里山は人が行き来もするが、奥山・深山は神のすむ領域とされた。その境界には、標もあったりして、境界の内と外では、話す言葉も変えられたりした。
 立山は、深山。かつて女人禁制でもあった。その掟を破った尼が、神の怒りにふれて、スギの木に変えられたという伝説をもつのが、美女平の大スギである。