サルスベリの紅の花

2007-08-02 | 【樹木】ETC
 小さい頃、木登りが好きだった。遊び仲間と木の上に隠れ家を造った。木の高さのこともあるが、登ろうとは思わない木があった。
 サルスベリ(百日紅)の木を見るたびに、樹皮がはがれてすべすべの幹を撫で、「そうか、猿もすべるのか」と思ったものだ。木登りにおいて、俺の能力は、猿より遙かに劣る。
 近隣での買い物でクルマで通るコースに、サルスベリの並木がある。今、紅色の花が枝先にたわわについている。白い花のもあるが、暑い季節、その眺めは暑苦しい。多摩動物公園に大きなシマサルスベリの木が何本かある。どうなっているだろうかと見に行った。白い花をつけていた。
 サルスベリ属の花の季節なのだと納得して、それだけで大満足した。