写真は、110512、小6算数の授業です。
2011年は、梅雨の時期に雨が少なく、暑い日ばかりで★
しかも、例年よりも早く梅雨明けでしたね。
そして毎日、最高気温が33℃~35℃あたりだと思います。
今度は水不足! なんてことにならないのでしょうか・・・。
問題「1辺の長さが3cmの正方形を、図のように、横に並べていきます」
(1)正方形が1枚増えるごとに、図形全体のまわりの長さは何cmずつ増えますか。
(2)x枚並べたとき、図形全体のまわりの長さを、xを使った式で表しなさい。
(3)図形全体のまわりの長さが90cmになるのは、正方形を何枚並べたときですか。
さて、問題を考えていきましょう。
(1)は、表をかけばカンタンですよね。
● 正方形 01 02 03 04 05(枚)
● まわり 12 18 24 30 36(cm)
まわりの長さは、6cmずつ増えていることがわかります。
(2)は、規則性を発見しましょう。
ここが、規則性の問題の難しいところですよね。
私は、説明する立場ということもあって、実際の数字を入れます。
最初の正方形1枚のまわりの長さは、12cmです。
そして、正方形が1枚ならそのままですが・・・。
正方形が2枚からは、6cmずつ増えていくことになります。
正方形2枚で、12cm増えないことを考えましょう。
正方形2枚で、6cmしか増えません。
つまり6cmは、(正方形の枚数-1)ずつ増えていきます。
● 1枚 12+6×(1-1)=12
● 2枚 12+6×(2-1)=18
● 3枚 12+6×(3-1)=24
● 4枚 12+6×(4-1)=30
● x枚 12+6×(x-1)
答えは「12+6×(x-1)」となります。
(3)は、式ができていれば、「90cm」を代入するだけです。
12+6×(x-1)=90
6×(x-1)=90-12
6×(x-1)=78
x-1=78÷6
x-1=13
x=13+1
x=14
答えは「14枚」となります。
↑規則性の式は、見つかりましたか?
さて、規則性の式はひとつではありません。
他のパターンもありますよ。
ここが面白いところでもあるし、難しいところでもありますね。
教室の子どもが考えた、違う規則性のパターンは・・・。
「6×x+6」という式です。
こっちのほうが、シンプルですよね♪
最初の「6」は、上下のヨコの辺が2つ分です。
次の「x」は、もちろん正方形が「x枚」でしたね。
ラストの「6」は、左右のタテの辺が2つ分です。
増えていくのは、上下のヨコの辺が2つ分。
変わらないのは、左右のタテの辺が2つ分。
ここに注目した、規則性の式になっていますよ。
● 1枚 6×1+6=12
● 2枚 6×2+6=18
● 3枚 6×3+6=24
● 4枚 6×4+6=30
● x枚 6×x+6
おお~、こっちのほうがわかりやすいですね♪
うまく見つけました。
ところで、2011年篠津中、中1第1回定期テスト数学では・・・。
「文字と式」の内容で、規則性の問題が出ましたよ。
しかも、考え方を2通りかきなさいという問題でした。
今回の小6の授業と、かなり似ていますね。
普段から、色々な「過程」を考えていきましょう☆
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