◆◇◆『子供が勉強にハマる脳の作り方』篠原菊紀(しのはら・きくのり)著(フォレスト出版)より◆◇◆
子供が勝手に勉強するようになります!
はじめは、注目すべき内容のまとめです。
次にアビットからの補足となります。
---------------------------------------------------------------------
③実力よりもやや上狙いが脳を活性化させる!
あまりにも難しいことを始めると「やる気回路」が空回りしてしまい、「意外と面白かった」という自己達成感を得る前に挫折しかねません。
脳は、「できない」「もう無理」という状態を感知すると前頭葉の活動を極端にセーブしてしまいます。
こんな状態のアタマでやり続けようとしてもやる気を失くすだけ。
結果的に脳が達成感を学習するきっかけを失うどころか、「努力してもムダ」ということを学習してしまいます。
こうなってしまうと、次に少しレベルを下げてチャレンジしても脳が働こうとせず、本来ならできることまでできなくなってしまう危険性があります。
勉強のやる気が出ない理由の1つは「勉強しても成績が上がらないこと」。
そこで「もうできない」「勉強しても意味がない」と思ってしまうと勉強を続ける意欲がなくなって、ますます成績が上がらないという悪循環に陥ってしまうのです。
この悪循環を断ち切る方法として考えられるのは、チャレンジするレベルを実力よりもやや上に設定しておくこと。
---------------------------------------------------------------------
アビット新白岡校では、年間カリキュラムが決まっています。
基本的には、この内容を全員に勉強してほしいわけです。
でも、やはり個人で、できる・できないは出てきます。
できる場合は問題ありません。
問題は、どうも今の状態では難しいとき、できないときです。
こちらでは、子どもを見て「ここは一旦やらなくていい」とします。
特に、学校の教科書レベルでは出てこない内容を勉強するときですね。
わからないことを無理にやろうとするのは・・・。
勉強のやる気がなくなる場合がありますから★
もしくは、「あの先生の教え方は、わからない」など・・・。
自分以外に原因を求めがちです。
もちろん、原因は先生と子ども・・・。
100%どちらかにあるわけではありませんが。
学校でもそうですが、同じ先生が教えても・・・。
できる子どもとできない子どもは存在するものです。
さて、アビットのように個別に指導する仕組みがある場合・・・。
子どもの学力を考えて、勉強する内容を調節することが可能です。
確認テストの内容もそうですね。
「ひとまず、ここは飛ばしておいて」とすることができます。
それは、甘やかしているわけではありません。
勉強のやる気を、しぼませないためです。
理解が深まってきたら、再度勉強してみてもよいでしょう。
逆に、年間カリキュラムが、よくできる子どももいます。
● 集団指導なら、違うテキストのハイレベルな問題を解いてみる
● 個別指導なら、難しい確認テストまでやってみる
● 北辰テストなら、昨年だけでなく、一昨年の分もやってみる
特に、個別指導の時間があると、個人個人に対応できます。
できない子どもだけでなく、できる子どもこそ「やや上狙い」です。
とても効率のよい指導ができると思っています♪
子どもの学力がどうであれ、「その子どもの実力よりもやや上狙い」。
これを考えて、引っ張っていきたいと思っています☆
「自分にできる限度をほんの少し越えたことを、毎日一つ実行せよ」
(ローウェル・トーマス Lowell Thomas アメリカのジャーナリスト)
・・・次回へ続く。
---------------------------------------------------------------------