写真は、110618、小6伊奈学園中対策講座、社会です。
1ヶ月に2回、私国立中受験レベルの理社の授業をしています。
特徴は、「フィッシュボーン・ノート」での板書ですね。
子どもも、ノートにこの図を書き写します。
「どれを書いて覚えてもらおうか?」
私の授業準備のほうが、時間がかかっていますよ★
ただ、子どもは覚える仕事がありますからね。
さて、写真に「日本の資源とエネルギー」があります。
日本のエネルギー(電力)の中に、「原子力」が登場です。
110311の東日本段震災、そして福島原発の故障から・・・。
原発について考えることが尽きませんね。
110722現在でも、決死の覚悟で復旧作業をしてくれている人がいます。
テキストには、発電量の割合の変化が載っていますよ。
1960年~2005年までの割合が、棒グラフになっています。
2年分ほど見てみましょう。
◆ 1980年
水力 15.9%
火力 69.6%
原子力 14.3%
新エネルギー 0.2%
◆ 2005年
水力 7.6%
火力 66.1%
原子力 26.3%
新エネルギー 0%
このデータだけ見ると・・・。
原子力が増えて、新エネルギーが消えてしまいましたね★
2011年7月では、また変わっていると思いますが。
テキストに載っている新エネルギーは、以下の3つです。
● 地熱発電・・・高温の蒸気や地下水で発電(岩手や大分)
● 太陽光発電
● 風力発電・・・近年、各地に風力発電所が建設されている
今後は、原子力の問題点をしっかり書きつつ・・・。
どうしたら、この新エネルギーが増えていくのか?
そんなテキストになると、現代的で前向きなのかなあと思います。
そうは言っても、原子力の代わりになるエネルギー・・・。
これを、すぐにどうにかできるのは難しいようですね。
原子力は、それだけパワーがあるということでしょう。
困難な状況になったときほど、人間は頭を使うはずです。
そして、以前よりもよい知恵や発明が生まれる。
現在で満足しているだけでは、発展はありませんよね。
電力についても、何か突破口が生まれるとよいのですが。
興味深かったのは、レアアースの話です。
110704の新聞に「太平洋に大量のレアアース」がありました。
レアアース(希土類)は、ハイテク製品に欠かせない金属です。
現在の日本は、中国からの輸入に90%ほど頼っている状態です。
でも、中国は輸出枠を制限して、価格が高騰しています★
国土の狭い日本では、どうにもならない・・・。
東大などの研究チームによると・・・。
太平洋の海底の泥に、多く存在していることがわかりました♪
これを掘り出して、世界中でうまく使えるといいですよね。
どうやら、太平洋の公海での金属資源開発は例がないようです。
勉強、研究、知識、知恵・・・。
このあたりが強いと、大勢の人間を救えるのではと思います。
ピンチのときこそチャンスあり!
原子力についても、何かしっかりした代替案が出る・・・。
そうなるといいなあと思っています☆
「逆境に勝る教育はない」
(ベンジャミン・ディズレーリ Benjamin Disraeli イギリスのヴィクトリア朝期の政治家)
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