梶哲日記

鉄鋼流通業会長の日々

傾聴その後(その2)

2022年09月24日 04時33分15秒 | Weblog
ユーキャンから自宅に7月送られてきた、「高齢者傾聴スペシャリスト講座」の教材は段ボールに入っていました。厚みが7㎝ほどの段ボールには、一体何が入っているのか。講座の進め方の説明書、代金支払いの案内書、テキスト二冊(基礎編と実践編)、ポイントチェックのDVD、傾聴便利手帳、添削課題集、マークシート回答用紙、それを送る返信封筒、中身は行き届いていました。

添削課題集は、第一回、第二回、第三回とあります。第一回はテキスト基礎編用(20問)、第二回はテキスト実践編用(20問)、第三回は検定試験用(30問)です。第一回と第二回の回答用紙を投函すると、後日添削レポートが送られてきて、得点と講評とが書かれているとのこと。合格点は70点以上、そして次に進めます。不合格となった場合、同じ回の内容が違う課題集が送られてきて、また回答して添削となるようです。

第三回目の検定試験は基礎・実践編両方から出題され、これも合格点は70点となりますが添削されて戻らず、合否の連絡しか届かないとのこと。ユーキャンでは、勉強を初めて検定試験の合格までを約3か月と見込んでいて、半年間の間であれば、及第点になるまで何度添削を繰り返しても無料(初回払った範囲)としています。時間制限もなく自宅で行う検定試験ですので、テキストを見てしまう誘惑にかられます。

講座の構成です。基礎編テキストは、第1章「傾聴の理解」、第2章「傾聴のスキル」です。実践編のテキストは、第1章「高齢者と認知症の理解」、第2章「ストレス・マネジメント」、第3章「傾聴の実践」です。それぞれの章は細かくテーマごとのレッスンに分かれ、基礎編も実践編も、レッスン1からレッスン11までとなっています。

学習の計画を立ててみました。毎日レッスンを三つから四つこなせば三日間でレッスン11まで終わり、これをもう一度復習して計六日間、その段階で基礎編の添削課題集に挑戦しユーキャンに送付。実践編も同じように六日間を費やすことを想定しました。最後の検定試験に際しては、基礎編と実践編をもう一度学習し直し更に六日間を使うような計画を立ててみました。順調に進めば、7月中旬にスタートして8月上旬には終了です。

通信教育の良さは、その人に合わせて自由に学習時間を設定できることです。毎日フルタイムで務めている人は、費やせる時間も平日はレッスン1から2くらいかもしれません。3か月かけて終了、の目安も分かるような気がします。最近はズームによるオンライン講座も世間では流行っていますが、自宅に居ながら受けられるメリットはあるものの、その時間は拘束されます。都会の会場に簡単に行けない人達にとって、通信教育のメリットは昔も今も変わりません。添削システムも、その結果を待つワクワク感があります。

そのような計画で始まった講座です。今回の基礎編は、半年前に受講した「傾聴サポート養成講座」の内容とダブルものがありました。特に傾聴のスキルにおいて。その意味では、前回の復習ともいえます。今回のテキストにはレッスン毎の終わりに、簡単なテストがあり、より理解できるような工夫がなされています。基礎編に比べ実践編は、やはり高齢者傾聴に特化した内容でした。認知症を含め高齢者への偏見を排除して、生活や人生の質(QOL)を高めるサポートの必要性を説いた上での、傾聴技法でした。

「学習の成果が現れていて、素晴らしいと思います」「目標点を見事にクリアされましたね。テキストの内容がしっかり理解できています」。一回目と二回目の添削課題を回答しユーキャンに送って、返ってきた講評です。どちらも及第点でした。各設問の解答・解説が丁寧に記されています。最後に検定試験を受けて回答を送った結果は合格。8月上旬に「高齢者傾聴スペシャリスト」の認定証が届きました。自宅で認定資格が取れる実感を味わいました。

「リスキング」とは、学び直しのことです。目まぐるしい時代の流れや働き方の変化によって、今後新たに発生する業務で役立つスキルや知識の習得を目的に、主に企業内の社員に勉強してもらう取り組みのことです。私の目の前のリスキングは、傾聴のスキルや知識となります。長く社長業に就いたからといって、これは自然と身に付くものではありません。むしろ、ワンダウン(一段下げ)の位置で、身近な人の話に耳を傾けることができるかが重要になります。

この認定資格を取ろうとした前後から、不思議なことが起こってきました。それは傾聴を通してこれから私が行いたい、具体的な事に関することでした。    ~次回に続く~ 

 
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