梶哲日記

鉄鋼流通業会長の日々

運転免許の更新(その2)

2015年11月07日 09時11分40秒 | Weblog
2時間の講習をどう受けるかについて、前回書きましたことが、講習を受けている人達を見て私が人間観察の場と捉えたことでした。次に、自分だったらどう講習するかの視点について書いてみます。

講習を受けている人は3年の間に、多い少ないはあるでしょうが交通違反をしている人です。警察に違反として捕まらなくとも、交通事故の悲惨さや怖さをよく理解をしてもらって、事故を未然に防止することが講習の一番のねらいです。

講習のプログラムを作るのは、各都道府県警察から委託を受けている交通安全協会です。前述したような自己診断安全テストを最初に行い、参加意識を高めておいて、それから講義次に事故防止のビデオ、休憩を挟んでそれから講義またビデオと、内容としては総じて良く出来ていると感じました。

しかしその講習の教員の伝え方については、個人差が出ていたのかもしれません。内容が内容だけに硬くなってしまうのは仕方がないことです。笑を誘うことなども考えてメリハリを出せば皆を飽きさせず、また受講者に質問などをすれば皆は集中して眠気は消えてしまうのでは、と思いました。

今回感心したのが事故防止のビデオです。一車線で前方を走っている車が停止したので、追い越そうと右反対車線に出た瞬間、その先の十字路左側から出て来た車と衝突をした。狭い商店街の道路を走っていて、老人が運転する自転車の傍を通り過ぎようとした瞬間、その自転車が後ろを確認もせず右へハンドルを切ってきて老人をはねた。

それぞれ事故を「見えない危険」と「見える危険」に分けて、未然に事故は防げたはずだと検証をしているのです。つまり危険は見えないものと見えるものがあるけれど、運転者が色々と危険を想定すれば、避けることが出来るのであると訴えているのです。

酒を飲んで酔って運転する、携帯電話やスマホを操作しながら注意散漫で運転する。これによって事故を起こすことはもっての外です。しかし先の二つのケースのように交通違反は何もしていないのに、事故を起こしてしまうこともあるのです。

運転中は常に心の眼を開きなさい、だろう運転の禁止をビデオは呼びかけていました。講習を受けて10日程経ちますが、「見えない危険」「見える危険」が、いまだに心に残っています。




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 運転免許の更新 | トップ | 24時間思っている »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事