梶哲日記

鉄鋼流通業会長の日々

今年のスタート

2017年01月07日 10時20分14秒 | Weblog
2017年、干支では丁酉(ひのととり)の年がスタートしました。今年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。去年の暮れから年が明けても、ずっと晴天に恵まれて、正月に相応しい穏やかな数日を過ごすことが出来ました。

わが社の仕事始めは5日からとなりましたが、4日は常務と二人だけで新年の挨拶回りをしました。回った先は、去年の年末挨拶に伺った仕入先の鉄鋼メーカーと窓口の商社です。

最初に訪れる鉄鋼メーカーの受付で、朝9時少し前に常務と待ち合わせしました。既に受付フロアーには、百名はゆうに超える人達がエレベターに乗る順番を待っていました。否が応にも緊張感は高まり、正月のお休み気分から一転し、現実に引き戻される感じです。

地下鉄の一日乗車券を買って、その日は7社を回りました。担当者がいらっしゃれば立ったまま挨拶をして、不在であれば名刺を置いて、アポを取っている訳ではありませんのでスムーズに7社回れ、その日の歩数は一万六千歩となりました。

翌5日は、常務とそして総務経理部長も加わって、取引先の金融機関へ。前日とは違って、金融機関では新年の挨拶に訪れるお客さんは、応接間や特別に設けた場所に通されます。そこでは桜茶や昆布の茶が出され、少量ですがお酒で新年を祝う銀行もあります。

丸の内界隈では、コートを着ないで数名が一丸となって訪問先に向かっている姿とか、大きなビルの前にはお抱えの車が列をなして待機している状況だとか、この時期ならでは光景です。二日間とも電車の中は人も疎らで、本格的な経済活動はこれからです。 

二日間で結構歩いているにも拘わらず、何故か疲れを感じませんでした。回る先の順序とか、どの地下鉄を乗り継いで行くと最短とか考えて、ただ回ります。過ぎた事の後悔やこれから先の憂いもない、自分の意識は常に今ここに在ることが、疲れなかった原因と推察しています。

逆に言えば、同じ事を繰り返すルーティンワークとか、慣れてしまった仕事をするとかが、体ではなくて頭が疲れを感じるのかもしれません。たまたま前回のブログのテーマは“日常と非日常”でした。これを使い分けるところにも、疲れを感じないヒントがあるのかもしれません。非日常とは、今ここに意識を持って行くことに他なりません。

実は、最近二冊の本を読みました。梶本修身著『すべての疲労は脳が原因』と、久賀谷亮著『世界のエリートがやっている最高の休息法』です。この二つの本には、「疲れは体ではなく脳で起こっている」という、共通点があります。

仕事始めの事を書き出して、内容がすり替わってしまいました。二日間の行動は、この本に書かれている内容の検証に、いつしかなってしまいました。

 
わが社がある浦安より
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