銚子・角巳之・三代目

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需要と供給の狭間にて①

2023年09月15日 | 日記・エッセイ・コラム

写真、銚子港にて朝一番で上がったアジ...。漁師さんからお裾分けで頂きました...。本当に
毎度有難いことであります。が、その日は外出予定あり預けるところもなく、せっかくの
ご厚意、困ったな~と思っていたところ、知人の飲食店経営者登場...。

特に用事無く、近所に来たから...と立ち寄ってくれた“だけ”なのでありますが、神様に見え
ました...。こりゃ良いアジだ。揚がったばかりだね...。事情を話し半分分けにし、預かって
もらった上に、出来れば下処理して、調理して...無理難題言ったのですが...すべてOKでした。

銚子港で水揚げされたばかりのアジ...。美味しそうだな~、早く食べたいな~...でも用事
あるし出掛けねばならない。たまたま神様(知人)が現れたから良かったものの、もし現れ
なかったらどうなっていたんだろう。漁師さんの厚意を無駄にしたくないし...。

出先で以上のような話をしながら、それ例えば東京だったら...。知人の飲食店に持ち込み
出来る人は良いけれど、一般家庭で都合も聞かずにアジを大量に送ったら迷惑ですよね...と。
厚意が迷惑に...。実は良くあるケースなのですが...。(続きは次回に)

言っていることと...。

2023年09月14日 | 日記・エッセイ・コラム

最近、打ち合わせ...という場面非常に多くなりました。打ち合わせなど、今までもしてたでしょ
ということですが、内容が大きく変わってきたように思います。以前何となく不安に思っていた
ことが顕在化してきたのかもしれません。曖昧にあのことではなく、具体的にこのこと...と。

具体的にこのこと。となっている訳ですから、具体的にこのことを議論すれば良いのですが、
横文字だけでなく、勇ましい、難解な言葉が増えた気がします。解体的な見直し、抜本的な改革
枚挙に暇がありません...。その中で、言っていることと、行っていることが...と。

言っていることは非常に勇ましいのですが、行っていることは???。言行不一致。有言不実行
...これは困ります。かつて先輩方に、①有言実行、②不言実行、③不言不実行、④有言不実行...の
順番だと教わったことが有ります。言って行わないのは、何も言わず、何も行わない以下である。

自らの胸に手を当て自分はどうかと言われれば、お恥ずかしい限りですし、時には“花火”も必要
と思っておりますが、言行不一致は結局信頼を無くす、これだけは事実。だったら何も言わない
何もしない...。さて、これは如何なものか...。知行合一に因み、言行合一(勝手な造語ですが)...と。

出港(出航)③

2023年09月13日 | 日記・エッセイ・コラム

銚子港の水揚げの90%は、県外船の方々の水揚げによるものです。基本的に船の方々は最も
高く販売できる港に入ります。高くというのは値段が高いだけではなく(価値を認めるとか、
その船の方々への感謝)という感覚も含まれていると思います。

さらに安全に航行、入港できる港湾整備が行き届いていたり、様々な与件もありますが本日は
省略します。やはり“出港”なんですよ。改めてそう思いました。〇〇丸が入港し、バチマグロ
~本、水揚げ金額は~、そういう無機質な話だけでなく、関わっているのはすべて“人”...。

人知れず、危険な海の上で操業している方々です。孤独にもなるし、恐怖を感じること則ち
“死”を覚悟する場面にも多々遭遇するでしょう。航海(操業)を終え、漸く陸に上がれると
いうそう思う時に、人心地が付くのは至極もっともなこと。その場が“港”であります。

プロの漁師さん方ですから、端的に評価(買い上げ金額)の多寡、その他は関係ないね~と
(表面上は)仰る方多いですが、やはり人間です。見送り、出迎えしたって、それが何だ?
関係ないだろうと思いきや...。やはり姿勢の問題のようです。船の方も、お迎えする側も...。

出港(出航)②

2023年09月12日 | 日記・エッセイ・コラム

見送りの方がたくさんいました...。船の一切のお世話を行う廻船問屋の方々、乗組員の方々
の知人・友人...。みな名残惜しそうに手を振っておりました。船からも返礼...。船はこの
運河を出れば、遮るもの無き太平洋...。乗組員の方々、どんどん顔つきが海の男へと...。

この出口(銚子・川口)は日本三大難所に数えられる、船の航行が最も難しいところ...。
屈強な漁師さん方をして、この場所は本当に恐ろしい...と。目に見える“恐れ”と目に見え
ない“畏れ”(海神などへの)が折り重なったような感覚なのだろうと思います。

運河内は、無風・べた凪状態でありましたが、船の前方(下部)にある(波除装置)バルバス
バウが沈み込んでおりました。ここで?この状態?...。延縄船の乗船経験はありませんが
同程度の大きさの船舶には何度か乗せて頂いたことが有り、この状態...私には無理...。

今、水が飲めるのは井戸を掘った方々のお陰...。この文脈で言えば、今日マグロが食べ
られるのは、この漁師さん方のお陰。自ら(例えば私が)出来ないことを行ってくれる
人がいて、自らはその受益者(美味しく、食べる)であるならば...。続きは次回に。

出港(出航)①

2023年09月11日 | 日記・エッセイ・コラム

マグロ延縄船の方々が出港して行きました...。何気なく“出港”と書きましたが、“出航”とも
記します。使い分けはどちらでも良いではないですか?というレベルの誤差のようですが
写真の風景は、“出港”という表現の方が“しっくり”するような気がします。

出港とは船が港を出て行くことを表しており、出航とは船や飛行機が港・空港を出て行く
ことを示しております。前者(出港)は船限定の表現に対して、後者(出航)は船や飛行機
が出発(航路に出て行くこと)その総称かと。反対語は欠航。空港などで良く見る表現です。

港を出て行く...。という表現は、親族や友人など人間関係が成り立って安心できる場所から
後ろ髪を引かれるような気持を振り切って出て行く。他方、航路に出るは、もっと機械的と
言いますか、フェリーや飛行機...定期航路を安全、正確に運航する...そういうイメージです。

延縄船は“出港”して行きました...。写真は、銚子・千人塚(せんにんづか)前で撮りました。
千人塚は海難者の供養塔でありますが、航海の安全を願うには最適の場所(現在は供養より
安全を願う場としての役割の方が大きいですから...) 続きは次回に。



台風一過?

2023年09月10日 | 日記・エッセイ・コラム

台風一過...というイメージは、カラッと晴れ上がった陽気で、街の人々は台風の残骸整理など
しながら、作業は大変だけれどもどこか安堵感に包まれた(ような)イメージでありますが、
どうもスッキリしない台風一過の銚子港でありました(写真は昨日朝の模様)...。

9日(土)は地域内(東総地区:銚子・旭・匝瑳)の中学生のスポーツ大会予定されていま
したが、大雨警報が継続されていたため延期...。当日は見学に行く予定でありましたが協会の
方々から連絡頂きましたので、私は終日...、事務所の掃除。となりました。

塩分を含んだ海水は、建物にとっては厄介で放置するとサッシ等が錆び、後々大変なことに
なります...。(すでに大変なことになっており悩ましいです)。大変なこと=サッシの交換を
しなければならない(修繕費が...)これは歯磨きと同じだと今さらながらそう感じております。

塩害はこの地に住んでいれば仕方ないこと...。ならば定期的に掃除をこまめにしていれば
良いものを、こういう時(台風一過)しか行わない...。やがて虫歯になって、痛い思いをする
のは自分...。掃除の最中に建物の“虫歯箇所”を多々見付け、スッキリしない天候も相俟って...。

OODA...④

2023年09月09日 | 日記・エッセイ・コラム

この話題、本日で一区切りと致します。そして本日9月9日...。99の日(救急の日)であります。
OODAということに被るかもしれない。突発事態への対応。本部指示ではなくて現場での臨機応変
の対応、一刻を争う事態への対応ですから、計画にありませんと悠長なことは言っていられない...。

人命を救う...という一点において最善の対応をしかも迅速に。こう書くとすべて現場が正しくて
客観的な判断などいらない...とやや飛躍しますし、何の力量も無い方々に現場で臨機応変に対応せよ
等、無責任極まりない指示にも聞こえる...。但し置かれている状況(世相)がそうであるならば...。

そうであるならば逆説的にそういう力量を持たねばならず、OODAループを回して意思決定を早く
的確に下す訓練を常日頃から...と言う解釈になりましょうか。さらに工場の生産性を(具体的に)
何%改善すると言った明確な目標ではなく、次世代へ...とか、地域共創とか...そういう領域に対して。

曖昧なるも、心の底で(そうだよな~)と感じるものがあって、何から手を付けて良いか皆目見当
が付かないことに対して、机上の計画は(敢えて)無意味と心得て、外に出て、揉まれて、良~く
観察して...。自分なりに実践してみようと思ってます。この話題またいずれ...。

OODA...③

2023年09月08日 | 日記・エッセイ・コラム

海の風景を撮ったら少々虹が掛かっているように見えました...。こういう風景がVUCA、
(絶えず変化し不確実、複雑で曖昧)を可視化したものなのだろうか?とそんなことを思い
ながら...。海と空の境界、雨のち晴れの気象、流れる雲、そして虹(しかも薄く)...。

今回使用した写真は一枚です。“雨上がりの海辺で薄っすらと虹が掛かってました” これで
終わりのところ、上記のように理屈をズラズラと...。これが簡単なことを難しく...なのか?
と思いながら、昨今の世相もこれと同じことなのかもしれいないと思ったり...。

計画しましたが途中、突発事態が発生して実行できませんでした...。自らの経験則に照らし
併せても、東日本大震災がありました、コロナもありました。計画しましたが大幅な変更を
余儀なくされました...。変更の頻度が多くなりました、そもそも計画そのものが無駄なのでは?

計画は決して無駄だとは思いませんが、突発事態に対応できず右往左往しているだけなら、
やり方を変えませんか?ということ、理解できます。OODAの始まりはO(観察)から...。
計画ではなく(現場の)観察。見るではなく観る...。(続きは次回に)


OODA...②

2023年09月07日 | 日記・エッセイ・コラム

PDCAサイクルという言葉は知っておりました。セミナー等に行ってもPDCAを回せ、回せ...と。
これは、Plan(計画)、Do(実行)、check(検証)、Action(改善)の頭文字...。計画しても
実行しないと意味ないです。実行しても検証し改善しないと意味ないです...良く言われました。

これに対してOODA(正確にはOODAループと言うそうです)は、似たようなものなのか?と
思っておりましたら、PDCAとはその前提条件が違うようです。PDCAサイクルというのは
比較的安定した領域で用いられる仮説・検証の手法。工場の品質管理などに...。

OODAの前提条件と言うこと...。PDCA:比較的安定している領域(の反対)ということ
ですが...。VUCAという概念があるそうです。米国の大学名かと思いましたら違ってました。
曰く、V(Voratility:変動性)、U(Uncertainty:不確実性)、C(Complexity:複雑性)、

そしてA(ambiguity:曖昧性)...、この4つの頭文字を取ったもののようです。A:計画から始まる
PDCAと、(現場の)O:観察から始まるOODA...。変動が大きく、不確実で複雑、そして曖昧なる
領域の中で意思決定を行うための手法...ちょっと面白くなってきました...(続きは次回に)




OODA...①

2023年09月06日 | 日記・エッセイ・コラム

まず...、横文字の定義は難しいです。日本人ですから...と皮肉めいた理由でなくその細かな
ニュアンス(背景等)を理解しない限り、言葉だけが“踊る”ことになります。私の知人に、
①難しいことを簡単にする人がいる一方、②簡単なことを難しくする人がおります...。

①前者は仕事が出来る人だな~と思うし、②後者は困った人だな~と。更に①前者は横文字
を的確な日本語に変換し説明できて、②後者は横文字は日本語に変換できないと言う。ある
いは曖昧な定義のまま放置する(あくまで私の感想ですが)。

何をして難しい?、簡単?等ありますが、細かなことはさておき私の感覚ということで...。
さて先日、取引先の方々との打ち合わせの最中、横文字乱発となりました。これは私が好き
嫌いということを越えて、仕事の最中に出てくる言葉だから意味を理解しよう...と。

今回出てきたのはOODA...。O(Observe:観察)、O(Orient:状況判断)、D(Decide:
意思決定)、A(Act:行動)の略だそうです。もともと軍事用語で、指揮官の意思決定の
ための過程を表したもの...のようですが(続きは次回に)

月...。

2023年09月05日 | 日記・エッセイ・コラム

8月31日は1年のうちで月が最も大きく見えるスーパームーンと、毎月2度ある満月(ブルー
ムーン)が重なった“スーパーブルームーン”..だったようです。当日事務所から見えるだろう
と思っておりましたが、若干雲が掛かっており、さりとて犬吠埼方面に行くには億劫で...。

だいたいそういう時はそうなるのですが、TV見たら、犬吠埼で幻想的なスーパーブルームーン
を見ることが出来ました...の報道あり、悔しくなってその翌々日に月を見たら綺麗だったので
本日その写真を掲載させて頂いた...こういう次第です。

前回は13年前...。次回は約6年後だそうです。これまたそういう月を見たからって何ですか?
という類の話ですが、何年、何十年に一度の自然現象...と言うことを聞くと、とりあえず見たく
なる...。上手く表現できませんが、無意識のうちに“残り時間”を考えているのかもしれません。

これら月光。先日の滝も、いつもの海や川、畑や田んぼの世界も、自然の織り成す造形美は
人の心を動かす何かを秘めているようです。“月亮代表我的心”という名曲あります(台湾だったか
中国か)中国語は全く分かりませんが、何故かその旋律が聞こえたような気がしました...。




打ち上げ花火(上から、横から)

2023年09月04日 | 日記・エッセイ・コラム

打ち上げ花火上から見れば...という映画があったかと思います。この作品に銚子のお隣、旭市飯岡
にあります刑部岬が関係していることもかつて掲載させて頂いたかと思います。今回はこの作品
そのものではなく、打ち上げ花火を上から見たら、横から見たらという感覚のこと...。

感覚と言いますか、イメージと言いますか、そう思ったのは過日の花火(対岸の波崎町にて)。
事務所にいたら、突然何かの爆発音...。何だろうと思って窓の外を見たら対岸の波崎町上空に
花火が上がっておりました...。利根川河口の川幅は約1km。すぐ近く..という感覚です。

銚子の花火も対岸の波崎から良く見える。そして今回のように波崎の花火も銚子から良く見える。
たまたま銚子、波崎と冠が付いておりますが、上がった花火は360°どこからでも眺めること
が出来て、風向き、場所等によって微妙に形が変わり、それぞれに風情あります...。

少々無粋なことを言えば、この花火を上げる経費をどこが払ったか?...。波崎で上げた花火を
銚子の市民が楽しんだら、これは“ただ乗り(いわゆるフリーライダー)”か? やはり無粋でした。
この花火が見える範囲を“地域”と呼ぶのだと思います(論理の飛躍でしょうか?)私は否...と。



おもしろ自販機!

2023年09月03日 | 日記・エッセイ・コラム

おもしろ自販機...表現非礼であればご容赦を。記憶にあるだけでも、シラス(飯岡)、昆虫食
(東京・上野)、宮崎和牛ガチャ(宮崎)と、様々な自販機掲載させて頂いて参りました。
掲載していないものも多数あり、これらはまた折を見て掲載させて頂くことに致します。

おもしろい(表現の是非はともかく)、話題作り、便利だ...等々、設置理由様々でしょうが、
“販売”機でありますので、需要があるから設置されており、購入する方がいるから継続して
設置され続けているのだろうと思います。需要があるから供給がある...。

最初は話題作りでも、設置し続けたら反対に需要が創造できた。なんてお話もお聞きします。
今回はいかめしでした(設置場所は茨城県)...。山間の場所で近くに海はありませんでした。
これが大洗あたりなら、ああなるほど...となりますが、何とも不思議で...。

世界に冠たる日本の自動販売機。そして現金や商品が無防備に晒されているのに盗難等が
極めて少ない民族性(最近は少々、盗難等のお話もお聞きしますが)これら前提条件があって
さてこれからどんな自販機が出てくるのだろう...。おもしろ自販機、今後の展開おもしろいです。

佐原の街並み(夜)

2023年09月02日 | 日記・エッセイ・コラム


佐原の街並みについては過去何回か掲載させて頂いて参りました...。小江戸と言われるほど
風情あり、伝統・文化が継承されていながら常に新しい...。特に用事無くともこのあたりを
ブラブラ散歩するのが好きで、私もしばしばこの場所を訪れております。

当日は夕方から夜に掛けて...。午後7時過ぎだったかと思います。ほとんどお店は閉まって
おりましたが、一軒だけお店に灯りが見えたので立ち寄りました。地ビールとチーズの名店
だったようです。しかもこのお店の“取組”も非常に先進的(この話題はまたいずれ)

写真下は伊能忠敬旧家前。これまた風情ある船着き場があって、そのまま時代劇の舞台に
なりそうな雰囲気がありました。婿入り先の商売を繁盛させて、後継者を育成し、後進に
道を譲ったのちに“好きなこと”に没頭(傍から見れば狂気の沙汰、困難だらけ)であっても。

そんな伊能忠敬が、将来好きなことをするために“今この時”を懸命に生きたのがこの場で
あり、いつ訪れても歴史の息遣いのようなものが感じられます...。家に着いて購入したチーズ
食べました。背景に“仕事”が見える逸品であることすぐ分かる。やはり温故知新の街並です。

9/1(防災の日)

2023年09月01日 | 日記・エッセイ・コラム

本日から9月...。そして本日9/1は防災の日であります。さらに今年は防災の日に制定された
理由である関東大震災発生から100年...。TV等にて関連番組が多数放映されております。この
時代(大正末期)に生まれた方は第二次大戦を経験され...(人生二度であります)

以前から、先輩方の戒めとして“人生二度は”...という表現を使っております。人生二度は自分の
力ではどうしようもない事態に遭遇するもの。平均寿命が延びた昨今、なおのこと...と。私と
同年代(昭和40年代生まれ)で、関西の方であれば阪神・淡路大震災...。

関東であれば、東日本大震災...。同年代の、“人生二度は”の間違いなく一つはこれらであり、
現在50代ですから、これからまだ大きなの来るぞ...という備えは必要。戒めとして...。
自ら抗えないものに備えてどうするんですか?という声も聞きますが、覚悟ですので...と。

覚悟が決まって(固まって)いれば、抗いようがない事態に遭遇しても、その受け入れ方が
違ってくのではないか。避難所で取り乱して醜態晒さずに済む、備えなく水を1本下さいと
他者に懇願しないで済む...等々。災害は忘れた頃にやってくる...このこと肝に銘じて。