銚子・角巳之・三代目

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出港(出航)③

2023年09月13日 | 日記・エッセイ・コラム

銚子港の水揚げの90%は、県外船の方々の水揚げによるものです。基本的に船の方々は最も
高く販売できる港に入ります。高くというのは値段が高いだけではなく(価値を認めるとか、
その船の方々への感謝)という感覚も含まれていると思います。

さらに安全に航行、入港できる港湾整備が行き届いていたり、様々な与件もありますが本日は
省略します。やはり“出港”なんですよ。改めてそう思いました。〇〇丸が入港し、バチマグロ
~本、水揚げ金額は~、そういう無機質な話だけでなく、関わっているのはすべて“人”...。

人知れず、危険な海の上で操業している方々です。孤独にもなるし、恐怖を感じること則ち
“死”を覚悟する場面にも多々遭遇するでしょう。航海(操業)を終え、漸く陸に上がれると
いうそう思う時に、人心地が付くのは至極もっともなこと。その場が“港”であります。

プロの漁師さん方ですから、端的に評価(買い上げ金額)の多寡、その他は関係ないね~と
(表面上は)仰る方多いですが、やはり人間です。見送り、出迎えしたって、それが何だ?
関係ないだろうと思いきや...。やはり姿勢の問題のようです。船の方も、お迎えする側も...。