銚子・角巳之・三代目

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涸沼(ひぬま)

2023年09月27日 | 日記・エッセイ・コラム

大洗から涸沼を迂回して茨城町に入りました。ここで“涸沼(ひぬま)”...。茨城県の鉾田市、
茨城町、大洗町にまたがる汽水湖であります。汽水湖とは海水と淡水の中間の塩分濃度を
持つ水を湛えた湖沼で、全国的にはサロマ湖など有名どころが沢山...。

この涸沼、ヤマトシジミの一大生産地であり、生産量は宍道湖(島根)、十三湖(青森)
と並ぶ、国内三大生産地のひとつだそうです。因みに宍道湖も十三湖も汽水湖...。この
汽水湖はシジミ等が生息するのに最適な環境とのことでありました。

利根川河口も、元来はヤマトシジミの生息地で全国的にも有名であったのですが、河口堰
の設置に伴って汽水域が消滅。現在は殆ど獲れなくなったと聞いております。海水の塩分
濃度は約3%、淡水に塩分は無く、この汽水域はだいたい1%濃度であります。

この汽水湖(域)というところ自然と街中の中間点、里山のような緩衝地帯としての機能
を有し、生物多様性ということに大きく寄与しており、この涸沼はラムサール条約に登録
されているとのこと。涸沼を後に茨城町に向かいました...(続きは次回に)