見送りの方がたくさんいました...。船の一切のお世話を行う廻船問屋の方々、乗組員の方々
の知人・友人...。みな名残惜しそうに手を振っておりました。船からも返礼...。船はこの
運河を出れば、遮るもの無き太平洋...。乗組員の方々、どんどん顔つきが海の男へと...。
この出口(銚子・川口)は日本三大難所に数えられる、船の航行が最も難しいところ...。
屈強な漁師さん方をして、この場所は本当に恐ろしい...と。目に見える“恐れ”と目に見え
ない“畏れ”(海神などへの)が折り重なったような感覚なのだろうと思います。
運河内は、無風・べた凪状態でありましたが、船の前方(下部)にある(波除装置)バルバス
バウが沈み込んでおりました。ここで?この状態?...。延縄船の乗船経験はありませんが
同程度の大きさの船舶には何度か乗せて頂いたことが有り、この状態...私には無理...。
今、水が飲めるのは井戸を掘った方々のお陰...。この文脈で言えば、今日マグロが食べ
られるのは、この漁師さん方のお陰。自ら(例えば私が)出来ないことを行ってくれる
人がいて、自らはその受益者(美味しく、食べる)であるならば...。続きは次回に。