銚子・角巳之・三代目

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脚下照顧(きゃっかしょうこ)

2022年09月30日 | 日記・エッセイ・コラム

脚下照顧...。“きゃっかしょうこ”と読むようです。読んで字の如く、脚下(足の下を)照らして
顧みる...。禅の言葉でしょうか、かつてある時ふとこの言葉が目に入り、今でも時々私の脳裏
に現れて参ります。これに付随して“急がば回れ”、遠回りも...実は近道...など。

50歳を越えて周囲を見ると、あと何年で定年、再就職...、はたまた病気、中にはお亡くなりに
なった方々も。寿命と言えばそれまでのことですが、先輩方の話ではなく同級生の話となると
俄然、我が身を思う契機となります。そして何とも言えない気持ちになり、焦る...。

最近どうも、時間がない...が口癖になってしまっていたようです。目の前の作業が終わらない
という物理的な話ではなく、漠然と自分は何がやりたくて、それを行うに人生の残り時間はあと
どれくらいあるのだろうか?...と。恐らく先輩方に言わせれば、そんなのガキの戯言、妄想の領域...。

そんな時に現れて来た、脚下照顧という言葉...。絶妙のタイミングでありました。先のこと...、
或いは他人様のことを言う前に、まず今のこと。そして自分自身のこと...。時代を越えて今に伝わる
ことわざには、今を生きるヒント、戒めが含まれているようです。この話題、数日続けます。