銚子・角巳之・三代目

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足元を...深く掘る③

2022年09月23日 | 日記・エッセイ・コラム

写真は銚子・陣屋町...。この地(銚子)がかつて高崎藩(群馬)の飛び地であったことを示す碑。
このことだけでも深く掘れば数日掛かってしまうほどの地域の歴史が飛び出して参ります..。故に
今回は省略して、共同・協同の続き...。農協、漁協は“協”の字で、農共、漁共とは言わない...。

その“協同”組合の前身を作っていた柳田國男が、地域・農民の自助(努力)と協同という理念を
理解するために、地域の伝承・文化、そこに至る迷信と言われかねない領域まで深掘りしたこと。
要するに今は突然訪れたのではなく、その原因(良かれ悪しかれ)は過去(歴史)にあるからだ

柳田國男研究の民俗学者の取組も紹介されておりました、徹底したフィールドワーク(野外調査
活動とでも)を行い、その方法“あるく”“みる”“きく”...。実に分かりやすい。その中で出てきた
言葉...。未来を愛すべきこと。故に歴史を学ぶこと...。答えは足元深くにあるということだ...と。

遠野物語の冒頭にある、“これを語りて日本人を戦慄せしめよ”という一文...。これが何を意味する
か解釈様々だと思います。少なくとも何事にも因果あり、答えは遠く先ではなくて足元に。自助
が及ばぬ先の協同には、ある種の畏れを...。私なりの解釈で恐縮ですが...。この話題またいずれ。