銚子・角巳之・三代目

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メジロ・カス!

2022年09月20日 | 銚子のサメ

久しぶりにサメ...。銚子で唯一のサメ工場訪問時、写真手前(左)はいつものカスザメ...。
奥はメジロザメ(ヒレの形などの特徴から)と思います...。違っていたらご容赦を。さて
サメに付いてはこの10数年、自らの想いを込めて掲載し続けて参りました...。

サメは(こう書くと語弊あるかもしれませんが)、もともと無駄なく使われていた貴重な
資源...。身を蒲鉾(主にハンペン)加工するだけでなく、皮や骨、抽出されたエキスから
薬効成分など、実は他の魚よりも利用価値が高いものでありました。

銚子のサメ水揚げ量は年間1,000㌧超。これは気仙沼に次ぐ全国二番目の水揚げ量かと
思います。すべての魚種を含む全体水揚げは10年以上、銚子が水揚げ“量”日本一ですが、
今問われているのは“量”よりむしろ“質”...。その転換は世界情勢を鑑みるまでもなく待ったなし。

質とは言わば、揚がった魚を無駄にしないこと。身だけでなく皮、アラ...すべてを使い尽
くすこと。最近やたらとお魚に付加価値を!なんて言葉を聞きますが、早晩そんな悠長なこと
を行っていられない時代が到来するでしょう。その時、サメは間違いなく主役となります...。