専門家の方に聞くと、保護育成礁で対象となるのはカレイやカニなどで、マウンド礁では
イワシやサバが対象だとのこと。そこに棲み付いているか?広範囲を泳いでいるか?そんな
習性による違いのようです。様々な研究データが蓄積されており効果は確実に上がっている..と。
そういえば...、私が小学生の頃から(ということは40年以上も前)、栽培漁業なる言葉を
習った記憶があります。上記専門家の方が傍らにいましたので、そのことも質問...。栽培漁業
とは、卵から稚魚までの一番弱い時期を人の手で守り(育て)一定の大きさになったら放流。
それと養殖漁業の違いは?と聞くと、養殖は放流することなく卵(或いは稚魚)から生け簀等
で飼育し、食べられる大きになったら出荷するもの...と。“海の豊かさを守ろう”ということに
ついては昔から様々な取組があり、技術の発展は飛躍的に進んでいることを理解しました。
技術が進んでも最終的に問われるのは心の問題...。銚子では以前、魚は“湧いてくる”...という
表現が多々使われていたように思います。それだけ豊かな海であった証左でありますが現実を。
魚は生きており、それを殺して食べることが魚食。心の奥底に畏れを。と思う次第です。
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