銚子・角巳之・三代目

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養鶏場にて②

2020年08月19日 | 日記・エッセイ・コラム

養鶏場の方々に聞くと、2000年代前半の鳥インフルエンザ等にて、中小零細規模の養鶏業者は
生き残りが難しくなり、大手さんの傘下に入ったり、廃業したりと業界の再編が進んで行ったとの
ことでありました。10個・100円で売れる卵を作ろうと思ったら100万羽以上の飼育が必要で...。

写真の養鶏場は総飼育羽数1万羽くらい...。放し飼いで、目が届く範囲の飼育数。ただしコストは
掛かり、10個・400円から500円(末端売価で)くらいになるだろうと思います。価格競争
の激しい折、こんな価格はただの自己満足ですね...という声も多々あるのですが...。

放し飼い卵の集卵作業はさぞ大変だろうと思っておりました。敷地内のどこでも勝手に産み落とし
それを拾い集めている...と。ただどうも違うようです。鶏さんの習性で、ちょっと高い場所に日陰
を作って(写真)あげると、鶏さんは産みたくなったらその場所に行って産むのだそうです...。

とは言え、集める作業は人力...。この暑さでみんなバテてます...。ただしこの人力による放し飼い、
賛同者は非常に増えていて、動物福祉の観点(1羽あたりの面積、鶏の行動の自由...等々)から
見ても、これからの時代のあるべき姿だろうと...。続きは次回に。