銚子・角巳之・三代目

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忠霊塔にて

2020年08月16日 | 日記・エッセイ・コラム

昨日、(銚子)忠霊塔に行って参りました。日本武道館はじめ全国各地の戦没者慰霊祭、今年は規模を小さくして
開催されたようですが、重要なことは規模ではなくて、続けること。戦争を知らない世代がこんなことを言うのは
甚だ僭越ながら、心よりそう思います。戦後75年...。戦争の語り部が一人また一人いなくなって参ります。

(銚子)忠霊塔は本日のみ内部を解放...。銚子出身の戦没者名がぎっしりと書き込まれてあり、私の叔父に当たる方
(享年24)のお名前も見つけることが出来ました。後ろめたさの正体...、私が生きている今は、ここに名前が書き
込まれた方々が、夢に見た未来...。私の今はこれで良いのだろうか?親族に戦没者がいればなおのこと...。

映画・連合艦隊の一節、戦争突入に慎重であった海軍がついに腰を上げる。これ以上、国論(戦争突入)に逆らえば
内乱も起きかねない。やむを得ない...。戦うも亡国、戦わざるも亡国。もし戦わずして敗れることあらば、それは日本
民族の魂まで滅び去る真の亡国である...。そして敗戦を受け入れる日(8.15)の言葉も、やむを得ない...。

戦争に終始反対しながら最前線に立ち続けた海軍大将が、この戦い...、やむを得ないに始まって、やむを得ないで
終わるのか。これだけの犠牲を払って...。今でも鮮明に覚えている場面であります。自分(私)の中にある、やむを
得ないを一つでも減らして生きていこう。戦後75年の8月15日、忠霊塔にて、そう思った次第であります。