銚子・角巳之・三代目

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食糧危機②

2007年12月23日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_2282 縁故米。“えんこまい”と言うのだそうです。その名の通り、縁故による米。ようするに、生産者からタダでお裾分けして頂く米のことであります。すでに国内流通米の一割がこの縁故米だとか。流通量の10%がタダ...。一反(約300坪)から収穫される米は8表前後(1俵=60㎏) 米価は1俵1万3000円前後。300坪からもたらされる売上は10万円前後なのか....。300坪の田んぼ。管理は重労働...。経済価値“だけ”で判断したら、こんな仕事誰もやりたくない....。さて、縁故米。もともとは、農家を継がなかった次男、三男が田植え、稲刈りの季節に郷里へ戻り、それら作業を手伝う代わりに、新米のお裾分けを。という習慣だったようですが....。最近は、何にもしねえで、あいつら米だけ貰いに来やがって...。という話、あちらこちらから聞こえて参ります。会社の有給とって手伝いに帰ってくる方も沢山存じております。反対に、東京は忙しいと言って、実は海外旅行に言っていた人も...。これは単なる感情の話...。とも言えない内容です。ただ本日は詳述を避けます。さて、食品の値段が上がり始めました。輸入品に頼るという事は、石油など化石燃料を大量に必要とするという事であります。飛行機、船等の輸送に膨大なエネルギーを使うからです。石油が値上がれば、必然的に輸入コストが上昇します。以前フード・マイルと題して掲載しました。現在の日本は世界最低水準です。また外国から農畜水産物を輸入するという事は、相手国の水と土と空気を輸入すると同じことであります。これまたバーチャル・ウォーターと題して掲載しました。農畜水産物を戦略物資とみなしている国(米国、豪州など)の中でも、何かおかしいいぞ。という声が上がり始めております。自分達の国の貴重な水を空気を土を輸出してしまってよいのだろうかと。自分の国の食糧が確保できないのに、他国に輸出する訳がありません。食糧だけでなく、それらを生産する際に必要とする水。世界は深刻な水不足でもあります。グローカル(地球規模で考え、地域で行動)という視点が益々重要になっている昨今であります。続きは明日。写真は昨日の風景の30分後の姿。同じ場所なのに風景は刻々と変化して参ります。示唆に富んでおります....。