銚子・角巳之・三代目

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日本寺(にちほんじ)②

2007年12月12日 | 千葉再発見

Img_2237Img_2235 日本寺の縁起を見ると、創建は約700年前、関が原の戦いの一年前(1599年)から1875年前(明治5年)まで檀林として隆盛を極めたとあります。建造物は江戸時代の切妻造。山門正面に掲げられている額は本阿弥光悦の直筆だとか。東京・池上本門寺、千葉・中山法華経寺と並び、関東三額の一つなんだそうです。水戸の黄門様が学僧の便宜をはかるよう、この場所を基点に江戸まで1里ごとに塚を建てた。成田の隣に“三里塚”という場所がありますが、これもこの由来に因んでいるらしいです。知れば、知るほど、自分が住んでいる銚子のこんな近くに、こんな由緒ある場所があったのか?と驚いております。結局、足元は知らない事のほうが多い....。由緒とか歴史とかそういう事全く抜きにしても、この空間に立つと、何故か心が落ち着き、出てきた時はスッキリとした気分になる。静寂の中に凛とした空気が張り詰めている初冬の朝の檀林(跡地)....。心が洗われるようです。歴史に思いを馳せるも良し、何もせずただ鳥のさえずりを聞き、自然の四季を楽しむも良し....。また素晴らしい場所との出逢いがありました。夏には参道一面に紫陽花が咲き乱れるようです。楽しみも増えました。