銚子・角巳之・三代目

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竜馬・140年②

2007年12月01日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_2000 長州が何ぜ、薩摩が何ぜよ、同じ日本の仲間じゃないろうが。くだらない面子に拘って、いがみあいを続けてみい、(日本の)北はロシア、江戸はアメリカ、南はオランダ、フランス、イギリスの餌食となる....。そうなったら西郷さん、あんた後世の日本人に何て詫びる!.....。薩長連合の密約の場、いっこうに進まない話し合いの最中に竜馬が切った啖呵。様々な書籍の記述が一つになり、私の頭の中では勝手に想像した竜馬が唸っております。長州、薩摩は幕末に最も力のあった藩。日本を変えるのはもはや徳川幕府を倒す事しかない。と同じ見解を持っているものの、長州は禁門の変にて朝廷に弓を引いたとして賊軍の汚名を浴びせられる。その際、薩摩は朝廷警護の要職に...。桂小五郎はじめ長州の要人は、新撰組に命を狙われ、惨めな思いで逃げに逃げる。倒幕という共通意思を持つものの、長州にすれば、薩摩に頭を下げて連合を組む訳にはいかない。禁門の変で仲間が薩摩に殺されている訳です。そこに竜馬登場。聞くところによるとこの数日間、薩摩は長州をご馳走攻め(ただ酒席を開いて本題に入ろうとしない)にしとるそうじゃなかか。長州人の苦難を知っちょるのか?事情を鑑みれば長州からは絶対に頭は下げられん。可愛そうに桂さん、泣いちょったわ。おはんら憐憫の情ちゅうものがあるがや....。沈黙の後、西郷さんの言葉。竜馬どん、西郷は悪か男でごわした。許してたもんせ。薩長連合、薩摩からお願い申す....。竜馬の気迫と西郷さんの大感情あったればこそなんですが...。その後、長州は晋作が決起、自らの命と引き換えに小倉の幕府軍を破る。藩内がまとまった長州は薩摩とともに鳥羽伏見の戦いから倒幕に向けて江戸に進軍を開始...。歴史は大きく動いて参ります。長州が何ぜ、薩摩が....、昨今、自らの周囲を見渡すに...。地域内とか、業界とか、それが何ぜよ。同じ仲間じゃないろうが....。写真は銚子・千騎ケ岩(せんがいわ)からの夕陽。どこからか、そんな竜馬の声が聞こえてきそうです。