銚子・角巳之・三代目

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臘八摂心(ろうはちせっしん)

2007年12月08日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_2169 本日12月8日、昨年は真珠湾でした。今年は?と考えたら、そうお釈迦様が悟りを開かれた日。仏教で言う臘八会(ろうはちえ)を思い出しました。臘八摂心、成道会(せいどうえ)とも呼ばれております。お釈迦様は29歳で出家し、その後6年、様々な苦行に挑みますが、苦行だけで悟りを開くに至らず、35歳の12月、心穏やかに瞑想に入ったのだそうです。そして12月8日、菩提樹の木の下で悟りを開かれる...。その悟りとは何か?煩悩だらけの私には良く分かりませんが、この時期にお釈迦様を偲んで行われている、臘八摂心会というものが、断食を行い、その目的が五欲(財産欲、色欲、食欲、名誉欲、睡眠欲)を絶つ事を目的としている事から、それら欲への執着を捨てる事にその一つがあるのでは?と思います。月末はクリスマスですが、日本人として、キリストの生誕を盛大に祝うなら、お釈迦様の誕生日その他に付いても、もう少し理解があっても良いと思います。4月8日はお花祭り(お釈迦様の誕生日)、12月8日に悟りを開き、2月15日にご入滅(お亡くなりになられた日)....。現在、世界的に仏教が見直されております。他者を非難せず、あるがままを受け入れる...。世界中で仏教が見直されているのに、国民の多くが仏教徒の日本人が仏教の事を何も知らない...では、ちょっと情けない。煩悩の塊の私もそう思い、興味を持って、出来るだけ仏教の行事にも参加するようにしております。不思議な事に、お寺に行ったり、行事に参加したりすると、何故か清々しい...。気のせいかもしれませんが...。