銚子・角巳之・三代目

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食糧危機③

2007年12月24日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_2299 米にしても、肉にしても、野菜にしても。それらは食べ物としてお金を払って買う訳です。原材料費も掛かってるし、流通コストその他沢山の費用が掛かっております。何よりも、それらを生産した人々の“労働の対価”をどう見ますか?ある生産者談。売上から費用を引いたものが利益じゃねえぞ。売上から費用を引いて、生産者の労働の対価(作業代金)を差し引いて、残ったのが利益だ。そういう方を尻目に、そんなこと言ったら、俺らみな赤字じゃねえか...。家電メーカーの人が、気前良く電化製品を人にあげるか? 銀行員がカネ配るか? タダで野菜やっちまうという事はそういう事と同じだよ。正当な価格を支払って頂いているお客様に申し訳ないと思わないのか?この方、産直運動の旗手と言われている方です。農業は生命維持産業。人間は食べなければ生きて行けず、その食べ物を海外に大きく依存してきたツケが回ってきた。自給率を上げよう、国内生産者を応援しよう....。でも、縁故米は無くならないし、タダで貰えると言う感覚が抜けない...。そんな状況で、農業はもっと付加価値を付けないといけないんだよ、とか何だとか安全地帯から評論家のような事を言う人がいるので、感情摩擦に拍車が掛かる。まあそういう意見は殆ど黙殺されてますが....。反面、世界は食糧危機を迎える。国内生産者がこれ以上減ったら大変だ。自分は農家の後継者でも何でもないけれど、国内生産者を応援する事で、僅かでも現在の状況を変える一助としたい。という方も沢山存じ上げております。国産商品は高い。と値段の事ばかり言う方も多いですが、100円のキャベツが500円になったら困るけど、150円、200円は納得しないといけないんじゃないでしょうか。何故なら我々は農作物を作れず、国内生産者に依存して生きている訳ですから。少しでも国内生産のことを知りたいし、出来る事は協力したい....。こういう方が増えてくると、状況は変って行くと思います。実際、直売所で何人もこういう方々に会っております。反面、生活がシビアだ。1円でも安く...。と言いながら、盆と正月の海外旅行を欠かさない....。2回の旅行を1回にしたら、解決する範囲なのに...。海外旅行がダメなんて一言も言っておりません。要するに、食糧危機云々と言ったところで、身近にまだ痛みを感じていない状況の中では、ライフスタイルを変えてまで食糧のことを真剣に考えようという方は少ないんでしょう。でも間違いなく、その時はやって参ります。続きは明日。写真は、いつもの同級生の店。用事があって、お店訪ねたら、昼飯まだだろ...。食ってけよ。という事で出てきた昼の定食。朝銚子港で揚がったアジ2尾、イワシ1尾の煮付けに、ワラサの煮物、イワシ5尾の天ぷらが乗った大盛り天丼、その他もろもろ付いて、1050円でした....。同級生割引か?と聞いたら、い~や。うちは何時でもこのボリュームよ...。食べ過ぎて動けない状況に陥りながら、片手で不測時の食糧マニュアルを読んでおりました。肉や魚は週に1回、朝ごはんはサツマイモ2個...。さて、さて。