銚子・角巳之・三代目

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解釈違い...②

2021年11月20日 | 日記・エッセイ・コラム

何か酷い事をされる...。許せない...。もう絶交だ...。こんな経験誰にでもあると思います。多くの
場合は時間が解決しないまでも、嫌な記憶を薄れさせ過剰反応しなくなるものですが、その後...、
何故私は相手を許せなかったのだろう...と悩み始め、自分を責めるようになってしまいます。

他方、酷いことをした相手にも同様の時間が流れ、自分のしたことを棚に上げて、そんな程度の
ことで大人げない...等々と。周囲の声も気になり、記憶の書き換えが起こってしまい、もしかする
と、相手を許せない自分が悪いのではないかと考え始める...。これまた誰にでも起こり得ること...。

被害者だったのに加害者(の気分)にされてしまう...。昨今問題になっているハラスメントの領域
であり、優しい人ほど辛い目に逢うという大きな矛盾であります。優しいだけでは生きて行けない
もっと強くなって...。こんな曖昧な言葉、的確なアドバイスでも何でもありません...。

解釈一つで世界は変わるもの...。許すとは、相手を許すのではなく、相手を許せなかった自分を
許すということではないか? こう考えるとちょっと肩の荷が下りたような気になります。もちろん
これまた賛否あろうかと思いますが、愛の反語は憎悪ではなく、無関心の例えもありますし...。