最近、行政用語・文書に触れる機会が多々あります...。そこで良く目につく言葉、要綱・要領...。
これは何のことで、違いは何ですかと専門家にお聞きし、ああ~なるほどと思ったので本日の
話題と致しました。要綱は要項とも記載されますがニュアンスはちょっと違うようです...。
要綱とは大切なことをまとめたもの...。具体性はありませんが大まかにこれは重要なので守って
下さいね。ということ。他方要領は要綱で定めた大切なことに具体的な対処の方法を記したもの。
要項...、こちらは募集要項など大切な決まり事などが記されたもの。それぞれの違いです。
かつて偉い方が、要綱・要領に照らし合わせ適切に対処致します...。こう言っていさえすれば
良いのですと言って、要職を辞任される事態になったことが有ります。発言は不適切かもしれ
ませんが、内容は極めて妥当。全くその通りです。行政言葉・文章には拡大解釈の余地ありません。
行政用語・文章はたまた対応そのものは、杓子定規だとか、機転が効かないだとか様々な批判
されることがありますが、いろいろな経験から総合すると、杓子定規でなければいけないし、
機転を利かせてもいけない。要綱・要領に照らし合わせ適切に対処すべきものであります...。