銚子・角巳之・三代目

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翔天の碑②

2021年08月15日 | 日記・エッセイ・コラム

誰しも、生まれる時代を選べない訳であります...。たまたま大正末期、昭和初期に生まれた
だけ...。今もそう、たまたまコロナ禍に...。例えが不適切かもしれませんが、現在の状況、
空から爆弾が降って来る訳でも、いきなり招集されることもない...。

戦時中、命令する側にとっても辛いことだらけ。特攻指揮官の手記を読みました。毎日毎日、
20歳前後の若者に、死んで来い...と。これはもはや命令と言う次元を超えている。せめて、
後から俺たちも行くから...としか言えない...。命令する側、される側、双方の不幸であります。

実際、出撃した指揮官もいたようですが、終戦が決まってからの特攻、若者を道連れにして
の特攻...等々、問題になったケースも多いようです。いずれにしても、居たたまれない気持ち
であったろうと思います。特攻隊の手記がありました。私は惨めに死にたい...と。

特攻して死ぬ以外に道がないなら、私が生きた証をどう残そうか...。ならば惨めに死に、後世
の日本人が、あんな惨めな死に方をする戦争は嫌だと思ってくれれば幸いです。後世の日本人
(私たちの事ですが)へ、皆さん生きているではないですか?そう問われている気がします。