銚子・角巳之・三代目

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インド(ミナミ)マグロ②

2021年08月10日 | 日記・エッセイ・コラム

銚子港で水揚げされるマグロは、近海の生マグロ...。本マグロは時々、揚がることがありますが、
そもそもインドマグロの生息地は南半球。銚子周辺にはいない...。かつてはインド洋周辺で沢山獲れ
たことからその名が付いた...と。インド洋、そしてミナミのマグロ...。それが銚子で良く見掛ける...。

これらのマグロは大きな水産会社さんが世界の海に進出し、漁獲後すみやかに(船内で)急速凍結。
日本での水揚げ港は焼津や三崎...。冷凍と言っても、漁獲後の処置が極めて速く解凍技術も相俟って
最高レベルのマグロが提供されております。銚子の人間としてはちょっと悔しいですが、これ現実。

販売されている場所は、高級と言われる飲食店や量販店。価格はどうでしょうか、我々が美味しいと
食べている銚子港水揚げ、生バチマグロが2,000円/kgくらいの時、このインドマグロは、
5,000円/kg以上。1万円近くになることもザラであります...。あくまでも価格のみの比較ですが。

コロナ禍で、飲食店需要激減。それでも一定の数量が中央市場(豊洲等)に搬入され、それが地方市場
あるいは銚子の水産会社さんに流れてきていることが上記の回答であります。少しでも販売して他日を
期そう...と。美味しい魚が食べられること有難いですが、水産物流通のこれからを考えると複雑です...。