銚子・角巳之・三代目

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カツオの季節!②

2021年05月23日 | 日記・エッセイ・コラム

東北地方でも、ネズミ(モウカザメ)の心臓をホシと言って食べる習慣があると思います。銚子は
東北とも交流が深く、ホシと聞いて心臓を指すことも東北の方々の影響かと思います。カツオの
ホシ...。煮て食べるのですが、子供の頃はこれのどこが美味しいのか不思議でなりませんでした。

が、しかし...今。カツオのホシを肴にお酒を飲んでいる自分がいるではないか...。ああそういえば
あのおじさん...と思っていた方々の年齢に自分は達してる...。やがて、あのおじいさん...の年齢に
なって行く...。過去を懐かしむだけでなダメだな...。そう思う自分もいる...。

カツオの水揚げは往時に比べれば減っている。魚体も小さい...。それでもカツオはカツオ。月並み
ですが、命を頂くからには無駄なく美味しく感謝して...。人の嗜好が年齢を重ねるごとに変わるのも、
美味しいところだけ食べて残りは捨てる...。そんな無駄をさせないための摂理なのかも知れません。

結局のところ地域の食文化の継承こそが、地域資源を守ること。そして最近、盛んに叫ばれている
SDGs...。海の豊かさを守ろう...も同様。あのおじさん達の姿が、現在の自分達の姿になった今、
あのおじさん達の智慧に学ぶものは多い...。ただの酔っ払いじゃなかったんだな~と。