銚子・角巳之・三代目

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強い台座②

2021年05月30日 | 日記・エッセイ・コラム

写真、本文とは関係ありませんが、26日(水)...話題になっていた皆既月食...。そもそもピンボケ
なのですが、カメラの腕前が良くてもこの日は空振り...。雲が掛かってしまってました...。さて台座
のこと...。台座後光を仕舞う。ということわざがあるようです。仏像から台座と後光を外したら...。

台座とは第一義的にはモノを据え置く台と定義され、第二義では仏像を安置する台とされております。
殊に仏像では種類ごとに台座が決められており、仏像と台座は切り離すことが出来ない...。さらに後背
にある後光と併せ、それが無いと面目を潰す、あるいは死を...。台座・後光のない仏像とはその意味で...。

さらに台座の別れ。ということわざ...。台座を人間の胴体になぞらえて、台座から首が離れる=首を切
られて死ぬ...の意になるそうです。ちょっと怖い表現ですが、本体と台座は不可分の関係で、それが離
れるということは死を意味するのです...。まさに弱い台座で強い大砲を放つ...に等しい。

経済的に疲弊する地方都市での工場誘致等は、確かに有難い話ではありますが、迎え入れ体制が整って
いないのに、獲らぬタヌキの何とやらが先行すると台座の別れ...双方にとって不幸な結果になる場合が
あります...。ここでは自戒を込めて、強い大砲には強い台座が必要だ...。このこと再び...。