銚子・角巳之・三代目

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下がるほど...。

2021年05月10日 | 日記・エッセイ・コラム

GW期間中に銚子・妙福寺にて“臥竜の藤”見物に行って参りました...。と言っても事務所から
徒歩圏内...。事務所を正面に見て、すぐ左にある信号(行列の出来る飲食店の所)を右に...。
あとはずっと真っすぐ。銚子駅近くの踏切を越えれば妙福寺は目の前です...。

45年前..、妙福寺に併設されている銚子幼稚園に通っておりました。現在50過ぎのオッサン
ですが、ここに来ると昔を思い出します...。日蓮宗の名刹で地元では妙見様と呼ばれております。
信仰の有無に関わらず、円福寺(観音様)と並んで、銚子市民の心の拠り所と思っています。

今年もいつもの標語の前で立ち止まりました...。“下がるほど・人は見上げる・藤の花”...。
人間、ちょっと上手く行くと調子に乗り、人を見下したり、何でも出来ると勘違いしがちです。
凄いだろ、もっと敬え...と。そんな時、藤棚を見なさい...これが答えです...。

ズルして勝とうとか、他人を利用してやろうとか、人間誰しもそんな邪(よこしま)な感情に
苛まれる時があります。これは劣等感の裏返しに他ならず、決して成就することはありません。
どこかで園長先生の声が聞こえたような気がしました。臥竜の藤...存在そのものが人生訓です。