銚子・角巳之・三代目

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柏崎・銚子構造線②

2007年07月28日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_1326_1 柏崎・銚子構造線と呼ばれるものがあります。構造線とは列島規模での断層の事。中央構造線とか、糸魚川・静岡構造線というのが有名ですが、これらが有名なのは地上でその断層の跡を追う事が可能だからで、柏崎・銚子は群馬~埼玉の地底を貫いているため目に見えない。日本はこういう断層がかなり多いのだそうです。地震のメカニズム云々に付いて詳しい事は分かりませんが、“絶対”安全だ。という事が無いことだけは事実。さて、原発の問題。秋田のある町が廃棄物の最終処分場の候補に名乗りを上げたという記事を見ました。原発の問題はその安全性の是非もさることながら、必ず廃棄物が出て、それらは将来何十年、何百年と監視が必要となります。これも事実。食の問題について、自分の生きている範囲で答えが出ないと掲載しましたが、原発の問題もまさに同じ。食糧、エネルギーという人間生活に不可欠の問題は煎じ詰めると根っこは同じところにあるように思います。そこに地方問題が絡む。価値のモノサシ=お金だけ。と言う問題も....。糸魚川・静岡構造線と柏崎・銚子構造線に囲まれた部分には2000m、3000m級の山脈があります。この地底にフォッサマグナと呼ばれるものがあります。フォッサマグナとはラテン語で大きな溝を意味するそうです。目には見えないけれど、そこに“ある”ものがあります。電気に囲まれた快適な生活の先に原発は見えないし、それが“ある”地域の苦悩も見えません。でもそこに“ある”....。東京に原発を。今読み返しておりますが、強烈なメッセージだと思います。