銚子・角巳之・三代目

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オニユリ

2007年07月21日 | 

Img_1244 写真右下および左側、オレンジ色に咲く花があります。梅雨の久しぶりの晴れ間、犬吠埼の遊歩道を歩いてみました。そこで見付けた花。犬吠埼の怒涛が押し寄せる断崖に咲く花。何という花なのだろうと思って写真を撮り、花のお師匠様に確認したら、これオニユリ(別名:テンガイユリ)というそうです。同じ系統でスカシユリ、コオニユリというのもあるようですが、花の形、葉の根っこに珠芽(ムカゴ)と呼ばれるものが付くかどうかで判別するらしいです。私には今のところこの区別が付きません....。形状から察するにこれはオニユリで間違いないかと思います。さて、このオニユリ。太平洋の突端、犬吠埼の怒涛の下で、けなげに咲いているその姿に逞しさを感じました。台風でも来れば、この付近は人が立っていられるどころか、立ち入る事すらできない場所。そんな過酷な環境の中、どこかから飛んできたであろう種が、断崖に根付き、立派に花を咲かせております。どんな環境下にあっても花を咲かせるものも有れば、恵まれた環境下にありながら、あまりの快適さゆえに根腐れを起こし朽ち果てるものもある。人間も.....、と、思いながらしばし、自然の逞しさに見入っておりました。綺麗な鉢植えや切花も良いですが、自然の姿には人智を越えた感動があります。