銚子・角巳之・三代目

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

東京にて

2007年07月04日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_1206 私が上京したのが19歳(昭和から平成に変わる時でした)。35歳と10ケ月で銚子に戻りましたので、東京では約17年過ごした事になります。物心付く。と言うのは具体的に何歳くらいを指すのか定かでありませんが、3歳くらいとして、銚子に戻った時はすでに東京での生活の方が長かったと言う状態でありました。銚子をはじめ田舎には~が無い。~が無い。そんな言葉が聞かれます。~が無い。というのは何と比べてか?と言うと、東京だったり、大阪だったり、要するに大都市だったりします。田舎特有の窮屈さも相俟って、高校を卒業する頃、一度は大都会に出てみたいと....。今でも上京直後の開放感とか、快適さを覚えております。ただ無いものを探しに行ったのに、気が付くと目の前の開放感や快適さに目を奪われて、探し物は何ですか?という問いに答えが見出せなくなる。上京前後は“何か”を思っていたはずが、5年過ぎ、10年過ぎると、そんな事を考える事すらバカらしくなる....事、も、多いかと(経験則からですが)実は東京という街は変わっていないのかもしれない。変わるのは建物とか風景ではなくて人。どの街も“人”が住んでおり、そこに住んでいる人が街の姿を決めている。東京という街は確かに、世界に冠たる大都市だと思います。私これから上京機会が増えそうな気配。田舎で“あるもの探し”をしている目線で、かつて住んでいた街(東京)の“あるもの探し”をしてみようかと思っております。東京と銚子の“あるもの探し”の違いは、“スピード感”かもしれません。このスピード感の“差”の中に、色々なものが見える気がしております。