銚子・角巳之・三代目

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さつま揚げ

2006年11月28日 | 銚子のうまいもの

100_0517 昨日ちょっと宣伝してしまいましたが...、これ自家製の“さつま揚げ”です。中身は銚子港前浜で揚がった小魚を使用。よって季節によって原料が変り、年間を通じて味は均一にはなりませんが、考えてみれば魚には旬があって年間均一にする方が無理がある。それでも年間均一、安定数量、安定価格じゃないと×。とも言われますが、あとは作り手の信念や考え方の問題。どちらが良い悪いという問題ではないと思います。ただ昨日、スーパーの特売で5本78円のチクワが販売されておりましたが、こうなっちゃうともう作り手は嫌になってしまいますね~。以前担当していた食肉で、昔ながらの美味しいハムを作ろうという事になって、プリンプリンしていない“どっしりと”したハムを職人さんが作ってくれました。周囲にいた方々、美味い、美味いと大絶賛。ただバイヤーさんは鋭く見抜いていて、これを出しても売れないだろうな。では実験を、という事でお店をお借りし試食販売しましたが、小さなお子さん方、プリンプリンのハムの方が美味しい。と、昔ながらのハムは陽の目を見ることも無く売り場から去っていきました...。これ7年ほど前の話。食育等が盛んに行われている今行ったら違う結果かもしれません。食育の浸透はお客さんの購買行動を変えていきます。さて、さつま揚げ。昔はニベとかグチとか白身で美味しい小魚がふんだんに揚がってましたので、本当に美味しいさつま揚げでした。毎日市場に行ってますがニベ、グチは殆ど揚がらなくなってしまいました。写真は小型のホウボウ、ヨシキリザメ、ホシザメ等が中心になってます。